2010年 11月 29日
岡山市北区の工業団地で火事
事業所が立ち並ぶ工場団地で火事です。29日午後、岡山市北区で家具などを製造する会社の作業場の一部を焼く火事がありました。ケガ人はいませんでした。29日午後3時前、岡山市北区平野の家具・建具製造会社、ビリーフの作業場から火が出ていると、この会社の従業員から119番通報がありました。消防車19台が出て消火にあたり、火は約45分後に消し止められましたが、この火事で鉄骨スレート葺きの作業場、約250平方メートルを焼いたほか、隣接する空き家の壁などを焼きました。ケガ人はいませんでした。現場は家具の製造などを行う事業所が並ぶ工業団地で、作業場は普段、家具や建具の加工に使う機械や木材の保管に使われていたということです。警察と消防が現場検証して出火の原因を調べることにしています。

岡大病院が洛陽の病院が協定調印へ
岡山市の岡山大学病院が中国・洛陽市の病院と国際交流協定を結ぶことがわかりました。岡大病院と協定を結ぶのは中国・洛陽市の洛陽市中心病院です。岡大病院によりますと来月6日、森田潔病院長らが現地を訪れ、調印式に臨むということです。協定では、病院間で医師の交流を実施することや岡大病院が先進医療の指導を行うなどが盛り込まれています。今年5月、洛陽市中心病院の院長らが岡大病院を視察に訪れ、その際、協定締結を持ちかけたということです。岡大病院が協定を結ぶのはベトナムの病院に次いで2例目で中国では初めてです。一行は来月5日、岡山空港から洛陽市に向けて出発します。

11月定例岡山県議会開会 景気回復へ重点
11月定例岡山県議会が29日開会し、石井知事は改めて経済・雇用対策に重点的に取り組む姿勢を示しました。本会議では会期を来月20日までの22日間と定めた後、一般会計で157億円余りの補正予算案など24の議案が一括上程されました。提案理由の説明で石井知事は、県内の経済情勢の持ち直しについて慎重な見方があるとしたほか雇用情勢についても、9月の有効求人倍率が0.73倍と低水準で、依然として厳しい状況が続いているとの認識を示しました。そして、雇用対策の拡充をはじめ、医療の充実や県立高校の耐震補強などの経済対策を迅速かつ的確に行い、地域経済の回復と雇用の確保を図ると話しました。11月定例岡山県議会は来月2日から質問戦に入ります。

11月定例岡山市議会 開会
11月定例岡山市議会が29日、開会し、政令市では初めてとなる犯罪被害者を支援する条例案などが提案されました。提案されたのは市職員の期末手当を0.2カ月分引き下げる条例改正案や総額76億3000万円余りの補正予算案など73の議案です。このうち犯罪被害者を支援する条例案について高谷市長は犯罪被害者が一刻も早く平穏な暮らしを取り戻せるよう支援すると目的を説明しました。条例案には相談窓口の設置や一時的な住居の確保などが盛り込まれていて制定されれば全国の政令市で初めてとなります。11月定例岡山市議会は来月15日までの17日間で、来月2日から個人質問が始まります。

殺人未遂容疑で調理師の男を現行犯逮捕
28夜、岡山市で口論となった男性をナタで切り付け殺そうとしたとして調理師の男が殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されました。逮捕されたのは岡山市中区江並の調理師、杉山健一容疑者(51)です。警察の調べによりますと杉山容疑者は28日午後7時頃、岡山市中区平井の歩道で近くの飲食店で口論となった27歳の男性会社員を自分の車の中から取り出した刃渡り46センチのナタで切り付け殺そうとした疑いです。男性は額を切って病院に運ばれましたが命に別条は無いということです。一緒にいた男性の妻が警察に通報し、駆けつけた警察官に現行犯逮捕されたもので取調べに対し杉山容疑者は「切り付けたことは間違いないが殺そうとは思っていない」と供述し殺意を否認しています。