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北朝鮮砲撃 野党側、政府の初動対応ただす
国会では25日、北朝鮮の砲撃事件をめぐり、衆議院予算委員会で集中審議が行われ、野党側は政府の初動対応をただした。
自民党は、砲撃直後の1時間10分にわたり、首相官邸は「空っぽだった」と批判した上で、菅首相が公邸で民主党幹部と国会対策を話し合っていたと厳しく追及した。
自民党・小野寺五典議員「70分間、官邸には首相もいなかった。官房長官もいなかった。政治家は誰もこの間はいなかった。それが事実です」
菅首相「何度も申し上げますが、官邸は空っぽではなかったんです。きちんと情報連絡室が立ち上がって、各方面と連絡をとって情報収集をしていた」
小野寺議員「国民が大変な問題だと、燃えさかるあの島を見てどうなるんだと心配をしている最中に、官邸は空っぽ。そして公邸には首相が客を招いて、首相は何の話をしていたかというと、国会対策ですよ。国会対策」
菅首相「全く間違ってます。この事件が起きて、しかもその中で何か国会対策を考えようということで呼んだのではなく、もともと予定されていたんです」
菅首相は「危機に対応するための基本的な体制はあった」と反論した。
また、公明党・竹内議員は、首相に連絡が入ったのが報道機関の速報よりも遅かったと指摘した。これに対して菅首相は「情報をできるだけ早く首相のもとに伝えるのは重要だと思う」として、「これからも努力したい」と述べた。
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