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最終更新:2010年11月28日(日) 1時51分

流出テロ情報すべて載せた本を出版

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 警視庁のものとみられる国際テロの内部文書がインターネット上に流出した問題で、東京の出版社が、流出したデータすべてを載せた本を出版しました。

 『流出「公安テロ情報全データ」』と題されたこの本は、東京・新宿区の出版社「第三書館」が出版したもので、先月流出が発覚した警視庁のものとみられる国際テロ捜査の内部文書114点すべてが記載されています。

 第三書館の北川明社長は「警察のイスラム教徒への違法捜査を訴えたかった」「ネット上に出ているから秘密性はない」と話していますが、本には日本在住のイスラム教徒や警察官などの顔写真や住所など、個人情報がそのまま載せられていて、今後出版の是非について議論を呼びそうです。

 一方、警視庁は本の出版について「流出した文書が警察作成のものかは引き続き調査中であり、コメントはない」としています。(27日23:53)

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