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「EU平手打ち」「人権違反」=外国人犯罪者「追放」に批判―欧メディア

時事通信 11月29日(月)22時57分配信

 【ジュネーブ時事】スイスで28日、強盗や強姦(ごうかん)など重罪を犯した外国人犯罪者を例外なく国外追放する憲法改正案が国民投票で承認されたことに対し、欧州主要メディアは29日、「国際人権法違反」(南ドイツ新聞)などと、批判的な論調を相次いで展開した。
 ベルギーのルソワール紙(電子版)は「スイスが欧州連合(EU)に平手打ち」と強調。スイスとEUが出入国審査の撤廃を取り決めた協定を締結していることを指摘し、「人の自由な移動を認める協定に完全に抵触している」と批判した。
 南ドイツ新聞(同)は「スイスは(人道問題で)壊滅的なサインを世界に発した」と指摘。独有力紙ターゲスツァイトゥングも「スイスとEUで外国人恐怖症が一段と広がりを見せている」と論評し、今回の投票結果が外国人への差別助長につながるとの強い懸念を示した。
 一方で、フランスやイタリアでは辛辣(しんらつ)な批判は比較的少なく、少数民族ロマの国外送還に肯定的な両国とドイツなどの反応は対照的となっている。 

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最終更新:11月29日(月)22時58分

時事通信

 

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