シエムリアプ市街の韓国系旅行会社に勤める韓国人ツアーガイドの男3名が20日晩、強姦の現行犯及び強姦未遂の容疑で、警察に逮捕された。シエムリアプ州人身売買対策・青少年保護局のスン=ブントーン局長が発表した。3名は、警察による取り調べののち、シエムリアプ州裁判所へ送検された。
逮捕送検されたのは、イ=デヨン(36)・キム=ジャンスプ(47)・ソ=ジェンジュン(54)の3名。
3名は20日晩、市内のカラオケ店「ドリーム ワールド」カラオケで個室でホステス4人と3時間にわたり飲酒し、うち1人のホステス(18)を泥酔させて意識不明にさせた。男3名はホステス3名を部屋から追い出して鍵をかけたのち、イ=デヨンが18歳ホステスの強姦を開始した。カラオケ店のマネージャーがスペアキーを使って部屋に踏み込んだところ、意識不明の18歳ホステスをイ=デヨンがまさに強姦している最中だったという。すぐに警察が到着し、イ=デヨンを強姦の現行犯で、他2名を強姦未遂の容疑で逮捕した。
カンボジアのアンコール遺跡には近年、韓国からの観光客が急増し、韓国料理店や韓国人向け旅行会社などが大挙進出した。そのため、シエムリアプの街にはハングルがあふれかえっているが、昨年ごろからの韓国の経済危機により、韓国人客が激減した経緯がある。今回の犯行の動機は明らかにされていないが、買春の代金すら節約しなければならない、韓国人社員の凋落ぶりが背景にあるとも見られる。
2009年10月24日
カンボジアウォッチ編集部
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