ヤクルトは28日、林昌勇投手(34)の残留を発表した。2年契約で7億5000万円プラス出来高。来季年俸は3億6000万円でチームの歴代投手最高額となる。3年目は両者が合意した場合のみ契約できる相互オプションとし、3年目を含めると総額14億2000万円の大型契約となった。
この日午後、東京・新橋の球団事務所で会見した編成部の奥村政之国際担当は「今日の午前零時半に口頭で合意した。彼はまだまだピークが続くと判断しました」と説明。会見に同席した林昌勇の代理人も「ヤクルトに残るかメジャーかで悩んでいたが、最終的に愛着のあるヤクルトを選んだ。契約内容には本人も私も大満足」と評価した。
ヤクルトは懸案だった守護神の残留が決定したことで、かねてから調査を行ってきた韓国・サムソンからFAとなったぺ・ヨンス投手(29)の獲得に本腰を入れる。
(2010年11月28日)