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北朝鮮砲撃 延坪島のペット置き去り 救護活動を開始

毎日新聞 11月29日(月)11時1分配信

北朝鮮砲撃 延坪島のペット置き去り 救護活動を開始
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住民のほとんどが避難し、飼い主がいなくなった犬の世話をする動物愛護団体の女性=韓国・延坪島で2010年11月28日、長谷川直亮撮影
 【延坪島(韓国西方)西脇真一】北朝鮮砲撃事件でほとんどの住民が避難した韓国・延坪島(ヨンピョンド)では、多数のペットが置き去りにされ、負傷し治療もされなかったり、食べ物もなく建物につながれるケースが見られる。28日にはソウルに本部を置く社団法人・韓国動物福祉協会が救護活動を開始。犬を保護して撮影し、ホームページに掲載。飼い主が閲覧し、動物の状態を確認できるようにする。愛護団体は「人間同様、動物にもケアが必要」と訴えている。

【写真で見る】北朝鮮が韓国・延坪島を砲撃

 上陸した同協会の4人は、直ちに状況を確認するため、街を歩いて回った。協会幹部の田京玉(ジョン・ギョンオク)さん(39)は「住民によると、犬だけで約100匹はいるそうだ」。田さんは地元の小学校の近くで砲弾で足を負傷したとみられる犬を見つけ、傷を消毒した。

 緊急避難する住民が、泣く泣くペットを置いていったのには訳がある。近くに身寄りがない場合の避難先は、仁川市内のサウナ。また、韓国では戸建て住宅よりマンション暮らしを好む傾向が強く、親族らの家に連れて行きにくい事情もある。

 田さんらは数日間滞在し、えさや水を与える一方、連絡先を確認できた飼い主には今後、動物をどうするのかを尋ねる。また、島の役場など関係機関と協議し、今後の対応も決めたいという。

 田さんは「韓国は大地震のような災害が少なく、今回のような活動はまだ手探り状態。日本の団体にアドバイスを受けながらやっている」と話している。


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最終更新:11月29日(月)12時29分

毎日新聞

 

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