2010 年
11 月
29 日
晩秋の総合震災訓練を視察しました
〜派遣される立場からするとまだなじめない「派遣手続き」〜
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28日の日曜日、旧NHKグランドで総合震災訓練が行われました。これに合わせて、災害特別委員会が開かれ、委員である私は出席したのですが、ここでも先日ブログにも書きましたが、委員の「派遣」を決める手続きを踏みました。 1.委員会で「派遣願を出すこと」を決める。 2.委員長は議長に承認を求める(委員会担当事務局のTさんが議長に電話をしていました。←ホントに電話してたのかな?)。 ―承認が出るまで委員会を一時閉じる― ―許可が出た、という合図のもと、委員会が再開― 3.委員長「承認が出ましたのでこれからバスで現地に向かいます」宣言。
まずは富士見丘小学校の震災救援所を見学。その後、道路を挟んで向かい側の昭栄公園にある「震災応急給水施設」に徒歩で移動し、施設を見学しました。 ここの給水施設を含め、区内8か所に常時水は貯留されており、53万人が一人1日3Lの水を使用する計算で54日分の水が確保されているとの説明がありました。 「ホースをつないでもなぜか水が出ないんですよ」 そうそう、だから訓練は大事ですね。総がかりでごしゃごしゃやっているうちに水が勢いよくホースの先端から飛び出しました。そこれでこそ訓練です。 次の視察会場は旧NHKグランドです。ライフライン(水、電気、ガス)の復旧、消防、警察、自衛隊のヘリコプターでの訓練、ペットの救援所もつくられました。
警察ヘリからは犬を抱きかかえた署員がロープで下りてきます。救助犬は、建物の下敷きになっている人の存在を知らせる役割を果たすそうです。 3年に1度行われる総合震災訓練ですが、この時期の震災訓練は5年振りだそうです。いつ起こるかわからない大地震に備え、夏、冬の訓練は必要です。 杉並区の西北に位置する旧NHKグランドは貴重な緑地というだけでなく、震災時避難場所です。余計なものは作らないでほしい、大きな広場のままにしておいてほしいち地域住民の方は望んでいます。先日、宇部市の都市公園である常盤公園を視察してきましたが、何も造作物はなくてもさまざまな機能を内包する都市公園があってもいいと思います。
田中区長から、 「今日は自動車を使った救援活動がさまざま行われたが、橋が外れれば通行止めになる。そうなれば自動車は使えない。地域の助け合いが大事。今日の経験のもと、地域で知恵や力を出し合い、復旧活動や救援活動など、助け合っていただきたい」(私なりの解釈)と講評がありました。 地域コミュニティの大事さは災害時にいつも語られますが、高齢者、障がい者、子育ての面でもコミュニティは大事です。そういう意味で、コミュニティを考える良い機会になったと思います。
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