来季のJ2降格が決定した湘南が、元日本代表の中田英寿氏ら歴代の選手の名前が書き込まれた平塚競技場のアクリルボードを売却し、来季の強化費に充てる計画を検討していることが28日明らかになった。今季は11億円の予算で運営されたが、来季は2億円削減が確実。そんな苦境の中で、仰天の強化費捻出プランが浮上した。
28日のC大阪戦から、Jリーグ最大級の800インチハイビジョン大型スクリーンの使用が開始された。日本リーグ時代から手書きか印刷で選手名を記したアクリルボード(縦80センチ×横45センチ)をベンチ裏に差し込む形で掲示し、観戦者に出場選手を知らせてきたが、スクリーンの登場でボードは出番を失った。
元日本代表のFW三浦知良(現横浜FC)らのボードは盗難にあったが、現役時代の反町監督、OBの中田氏らを記した約1000枚は厳重に保存。真壁社長は「ファン感謝イベントなどで、ファンに提供するのもありかもしれない」と明言。ボードの売り上げを強化費に充てることを検討し始めた。
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