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スクエニ、「FF XIV」初の大規模アップデートを実施
“早急に対応可能な案件”に応えるシステムアップデート


11月26日アップデート実施


 株式会社スクウェア・エニックスは11月26日、現在正式サービス中のWindows用MMORPG「ファイナルファンタジー XIV」の大規模アップデートを実施した。当初の予定では11月25日12時に実装が予定されていたものの、翌日に延期され、約1日遅れでの実装となった。アップデートでは懸案となっていたインターフェイスの改善から、バトルやギルドリーヴといったメインコンテンツや各クラスのアクションなどに大幅な調整が行なわれている。

各クラスのアクションもかなり細かく調整されている。傾向としては上方傾向が目立っており、遊びやすくなっている
全体マップもかなり使いやすく調整された

 今回のアップデートは、9月30日の正式サービス以降、ユーザーの改善要望が殺到していることから、12月に予定していた通例のコンテンツアップデートとは内容を切り離して、ゲームそのものの完成度を上げるために実施したものとなる。10月15日に同作ディレクター河本信昭氏が「早急に対応可能な案件」として 公式サイト上で明らかにしたもので、ほぼ公約通りの内容となっている。

 バージョンアップ情報については、「メインシナリオにチュートリアルメッセージを追加した」や不具合の修正といった基本的なものから、「所持アイテムの上限を80から100に変更」や「必要修練値の引き下げ」といった仕様緩和系、さらには「下着の消耗の廃止」といったゲームルールの変更まで、実に多岐にわたる。具体的な内容については公式サイトの情報を直接参照いただきたい。

 中でも今回のメインとなっているのがメニュー周りのユーザーインターフェイスの改善である。メインメニューはもちろんのこと、ステータス、装備、アクション、アイテム、ジャーナル、パーティ、コミュニケーション、リンクシェル、マップ、サウンド設定、カメラ設定、ログ表示設定、ログ文字色設定、ログウィジェットの背景透過度、ゲームパッド向けキーボード設定、キーボード設定、ユーザーマクロ編集と、ほぼすべてのインターフェイスに手が加えられている。遊びにくさに辟易してゲームから離れてしまった人は、遊び心地を再チェックしてみるといいだろう。

 また、当初の発表通り、メインシナリオや新装備、クラス関連などのコンテンツアップデートは12月になる見込みで、今回はギルドリーヴと新モンスターが1種類ずつにとどまる。なお、同社では今後のバージョンアップで追加されるモンスター(通常、NM)や武器、リテイナー装備を公開したので、以下で紹介したい。


【リテイナーの新装備】
かっこいいエレゼン(左)と、キュートなミコッテ(右)

【新モンスター】
「FF XI」でもお馴染みのゴブリン、プリン、ダイアマイト。いずれも見違えるようなハイクオリティバージョンとなっている

【新NM】
ウラエウス Uraeus
陽光を反射した鱗がキラキラと輝いて見える、 白銀の体色をしたペイストの変異体。十二神話 における太陽神アーゼマのしもべ、美蛇の名を とって名付けられたその革は値千金とされるが、 猛毒の前に落命した猟師は少なくない
タープ・ウーシュカ Tarbh Uisge
グレートバッファローの一種。各地を巡る見せ 物として興奮と鎮静の魔法を繰り返し施されて きた結果、他の生き物を踏みつぶすことを喜び とする手のつけられない怪物と化してしまった。 軍によって孤島に隔離されていたのだが……
ザニゴ Zanig'oh
蛮族アマルジャ人の錬金術師が、ドレイクをベ ースに開発した生物兵器の試作品。四肢等に取 り付けられた刺具によって高い闘争心を維持。 また分厚い鱗に施された魔紋で、魔法耐性も強 化されており、ウルダハ攻略の切り札とされる
エルダーモスホーン Elder Mosshorn
大山羊アルドゴートの中に、ごく稀に異常な長 寿を誇る大型個体がおり苔角(モスホーン)と 呼ばれる。湾曲した美角から一目でそれと判る 苔角によって複数の群れが束ねられ、肥沃な地 を求めて大移動が始まることがあると云う

【新ウェポン】
今後実装される新ウェポン

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(2010年 11月 26日)

[Reported by 中村聖司]