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スイス、外国人犯罪者を追放へ 国民投票で承認
スイスで28日、罪を犯した外国人を国外追放する憲法改正について国民投票が行われ、52・9%の賛成多数で承認された。昨年11月には、ミナレット(イスラム教礼拝所の塔)の建設禁止が国民投票で承認され、排外主義的な動きが強まっており、法律専門家からは「人権侵害だ」との声も上がっている。
二つの国民投票はいずれも右派、国民党が主導。最大政党でありながら政府と距離を置く国民党が今後も保守的政策を打ち出していく可能性がある。
憲法改正により、滞在許可を得ている外国人が殺人や性的暴行などの重罪を犯し有罪判決を受けた場合、滞在許可が取り消され、強制的に国外追放となる。
スイスでは、法定の署名数が集まればどのような問題でも国民投票に問える。(共同)