2010年11月29日0時44分
北朝鮮による韓国への砲撃を受けて、拉致被害者の家族会と支援団体の「救う会」は28日夜、東京都文京区で、抗議の緊急集会を開いた。政府に、情勢が急変した場合の拉致被害者救出のための法整備と、北朝鮮への追加制裁を強く求めることを決議した。
家族会の飯塚繁雄代表は集会で、「北朝鮮の蛮行に対し非常な怒りを感じている。拉致問題がどうなっていくのか心配している」と述べたうえで、北朝鮮の内部で混乱が生じた場合に「拉致被害者をどうやって助けられるのか。韓国と連携を取って戦略を考えてほしい」と政府に注文を付けた。
集会には在日本大韓民国民団の幹部らも出席し、北朝鮮の砲撃に対し抗議の声をあげた。