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父・團十郎が京都・南座にけじめのおわび行脚

報道陣が集まる中、南座に入る市川團十郎

 歌舞伎俳優の市川團十郎(64)が27日、京都・南座を訪れ、25日に左ほおの陥没骨折など大けがを負った長男・市川海老蔵(32)が、30日から出演予定だった「吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎」を降板したことを関係者に謝罪した。南座では出演者がそろい、海老蔵が参加する予定だったけいこがこの日からスタート。團十郎にとっては、けじめのおわび行脚となった。一方、警視庁はこの日、海老蔵が被害に遭ったとみられる現場の実況見分を行った。

 26日に東京・国立劇場での公演を終えたばかりの團十郎が、本来なら海老蔵がいるはずだった京都・南座へ駆けつけた。

 正午過ぎに都内の自宅を出て、午後4時ごろ、報道陣に「(海老蔵には)会っていません」と返答しながら劇場入り。南座では30日からの公演に備え、この日からけいこが始まっており、海老蔵の代役を務めることになった昼の部「阿国歌舞伎夢華(おくにかぶきゆめのはなやぎ)」の片岡仁左衛門(66)、夜の部「外郎売(ういろううり)」の片岡愛之助(38)を始めとする出演者に團十郎自ら頭を下げたとみられる。

 約40分後、楽屋口ではなく、報道陣がまばらな劇場正面から希実子夫人と“脱出”。広報担当にがっちりガードされ「ご出演される皆さんにおわび申し上げました」とだけ言い残し、車に乗り込んだ。

 團十郎は25日の会見で「当人の自覚のなさがなせる業で大変憤っている」と激怒。海老蔵を見舞った際にも「お前のうぬぼれから、こういうことが起きているんだ」ときつく諭していたが、この日は父親として「けじめ」をつけた。海老蔵側は近日中に被害届を提出するが、この日、團十郎は「専門家の方にお任せしています」と詳細については語らなかった。

 海老蔵降板を受け、南座も対応に追われた。同じくおわびのため希実子夫人が劇場入りした昼過ぎに、海老蔵の屋号である「成田屋」の荷物が運び出された。劇場前の演目が書かれた看板からも海老蔵の名が消え、代役に書き換えられた。

(2010年11月28日12時07分  スポーツ報知)

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