【マニラ共同】フィリピンのラシエルダ大統領報道官は26日、韓国と北朝鮮の緊張がさらに高まった場合、韓国に滞在するフィリピン人約6万人を日本に緊急避難させることを検討していると明らかにした。外務省当局が既に日本側と協議しているという。
政府の緊急対策に関する記者会見で発表した。
報道官は、6万人すべてを短時間でフィリピンに帰国させるのは困難だとして、「人道的措置として日本に一時滞在を許可するよう依頼している」としている。
北朝鮮では、国連や外国企業で9人のフィリピン人が働いており、国連や在中国のフィリピン大使館を通じて連絡を取っているという。
毎日新聞 2010年11月27日 東京朝刊