【島根　女子大生遺棄】不審車両や切断凶器購入先を捜索

　島根県境に近い広島県北広島町の臥龍（がりゅう）山で、島根県浜田市の県立大１年、平岡都さん（１９）の頭部が遺棄された事件で、両県警の合同捜査本部は９日、約２００人態勢で臥龍山などの捜索を続けている。犯人は遺棄現場へ行くのに車を使った可能性が高く、浜田市内から臥龍山へ向かう国道１８６号などで不審車両の目撃情報を重点的に収集している。

　また遺体の切断に使用した凶器についても、浜田市内や県境付近のホームセンターなどへ捜査員を派遣し入手経路の捜査を始めた。

　平岡さんは１０月２６日午後９時１５分ごろ、浜田市内のショッピングセンターのアルバイト先を出た後、行方不明になった。捜査本部は、県立大周辺で４〜７月ごろ、車に乗った若い男がドライブ名目で女子学生を誘うケースが相次いでいたことにも注目。学生寮へ帰る途中だったとみられる平岡さんの足取りの解明や交友関係を含めたトラブルの有無など幅広く調べている。