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【衝撃事件の核心】バイト帰りの女子大生に一体何が… 手がかりなく捜査難航 島根女子大生遺体遺棄事件 (2/4ページ)
このニュースのトピックス:島根の女子大生遺棄
「寮生活だから少しプライベートがないけど、アルバイトや学校生活は楽しい」。平岡さんが高校時代を過ごした香川県立高松商業(高松市)の担任教諭(43)は、今年9月に母校を訪れた平岡さんがこう言って笑っていたのを、忘れられないでいるという。
「『大学で英語で発表する機会があるので添削してほしい』と訪れたこともあった。『夢に向かって頑張りなさい』と励ましたばかりだった。無念だったろうに…。本当に悔しい」
勉強熱心なまじめな学生だったというのは、平岡さんを知る人たちの共通した印象だ。
高校時代の夏休みにアルバイトをしていたという香川県坂出市の割烹(かっぽう)の女将(52)は、学校に黙ってアルバイトをする学生が多い中、平岡さんが高校のアルバイト許可証への押印を頼んできたことに「今時、まじめな高校生」と驚いた。「遅刻や無断欠勤は一切なかった。昼間の2〜3時間の空き時間でも、宿題をするためにいったん自宅に帰っていた。あんなええ子に、なんでこんな残酷な仕打ちができるのか」
「神隠し」足取りつかめず
「近所の用事なら、鍵をかけないで外出していましたよ」と地元の人が冗談交じりで話すほど、安全と思われていた町で事件は起きた。島根県西部、日本海に面した人口約6万人の地方都市、浜田市。平岡さんがアルバイトをしていたアイスクリーム店が入居するショッピングセンターは、市中心部の西端に位置する。
10月26日午後9時15分ごろ、バイトを終え、白と黒のボーダー柄のワンピースを着て帰宅する様子がセンターの防犯カメラにとらえられている。これが確認されている平岡さんの最後の姿だ。