平城遷都1300年祭を記念した「小倉百人一首かるたフェスティバルin奈良2010」が27日、奈良市の県新公会堂で始まった。「第20回全国競技かるた奈良大会」も開かれ、全国から集まった選手らが日ごろの練習の成果を競い合った。
かるた奈良大会には、4段以上の段位を持つ10~50代の62人が和装で参加。トーナメントで行われ、小倉百人一首が詠み上げられると、選手たちは真剣な表情で札を取り合っていた。大阪大学かるた会の岸田諭さんが優勝した。
28日には、有料で一般の人も参加できる「大かるた会」が行われる。また、全国で頂点に立つ西郷直樹名人と楠木早紀クイーンによる模範演技を、松川英夫永世名人と久保久美子永世クイーンによる解説で観覧できる。【阿部亮介】
毎日新聞 2010年11月28日 地方版