open festival
<ビースト&ブレイド資料を公開 其の一>

 聖獣魔伝ビースト&ブレイドとは、今はほとんど見ないハガキによる読者参加型のゲームで当時はモノ凄い人気でした。基本はモンスターを仲間に出来る楽しみに、特別な成功をすれば本誌で展開するストーリーに関われるようになる、システムもお話も良く出来ていました。(今も資料保存している人がいたら連絡をいただけたらと)

 で、この頃この世にTRPG、同盟で情報交換などの存在を知らず、お楽しみに一枚のハガキを出していたクソガキだったのですが、ある日自分の持ちキャラに大役が降って来ました。なんと力を使ってストーリー上の戦争を左右させる役目でした。

 「エ、戦争ってやっていいか良くないのか、人はどうして戦うのか考えるものなのか」 とりあえず1万人規模の参加者の眼前でイッタイどうすれば良いのか。ああしたらどうかこうしたらどうか、スゴイ手腕でストーリーに組み入れていただいて、そして多くの参加者さん達の考えの末が以下になったというものです。

 保存と感謝の意味を込めて、参加されていた方達がサイドストーリーを知ることが出来るように封書・返信・一部のストーリー・イラストの公開ッ!!!  基本ストーリー→wiki参照

 

 

Beast&Blades第二ステージ"7人の女神"編
(聖獣魔伝ビースト&ブレイド「電撃スーパーファミコン」主婦の友社・メディアワークス
企画・制作 ORG ゲームデザイン 和栗 朗)
 

"戦いの竜珠王ノーティ・クラウズ"のプレイヤーをさせていただきました。
どのような文書をやり取りしたか、興味のある方に。

※成功した第5回の行動内容・・・主人公ルビーが戦いの竜珠王グレイオスに攫われたと言うストーリーに沿って追跡。確かクジャクの扇(感情を操る)と逃げる用(笑)の3枚のお札(あの昔話をもじって)を買って仕掛けました。 ルビーを助けて、グレイオスは殺さずに攫った理由を聞く。 その後は彼の竜珠を授かって以降主人公ルビーを支援。

<返信集>

第五回 封書(一部割愛)

 前略 ビースト&ブレイド第2ステージ・第5回へのご参加ありがとうございます。
 貴方のキャラ"ノーティ・クラウズ"の返信をお送りします。

*行動結果
 行動は大成功です。おめでとうございます。
 貴方のキャラはルビー救出に成功し、その過程においてグレイオスの戦いの竜珠
を奪取するのに成功しました。これに伴い、あなたのレベルが2レベルに上昇しま
した。貴方のキャラは、竜珠を所持している時だけ、キャラ作成ポイントに+2ポイン
トのボーナスが付きます。

*ビースト入手・竜珠情報
 竜珠とは、昔至高神が地上にくだした力の石で、通常は自ら光を発する大きな丸い
宝石(オーブ)のように見えます。
 竜珠は、各々の女神が地上に3つづつ所有しているといわれています。
 もう一人の戦いの竜珠王テオは、フェランの紅の騎士の所へいっていた模様。
 ルミル王女が持ち出した3つ目の竜珠はいまだ消息不明。

 竜珠は持ち主の意思により、竜、剣、人間のいずれかに姿を変えることができ、
どのような形態の時でも持ち主の魔法力・戦闘力を増幅します。特に指定しない限り
剣の形(ただし武器技能を選んでいない場合はオーブ)で竜珠を持ち歩いているもの
とします。

*グレイオスのお話(死亡直前に貴方に竜珠を託した時のもの)
 "聖魔戦争を終結させるため、あえて、至高神と戦う"と闇の女神は言っているよう
だが、しょせんヤツはその場で心をころころ変える闇の者に過ぎない。勝利のあかつ
きに、変心する可能性を考えれば、あの女神を信用したり、同盟するのは自殺行為
だ。逆に果てしなく続く聖魔戦争も、アスカールの言う通り(ヤツはあくまで聖魔戦争を
続け、その中で勝敗を決すべきだと主張している。・・・ヤツも信用できたものでは無
いが)、目的があるのなら、正当化されてしかるべきだ。
ヒトはあまりにも愚かだ。そして、その愚かな人間には、戦いという極限状態・
手段を経てしか得られないものもあるのだ。
 戦いの過程において、闇の女神と同盟したり彼女に勝たせるのはいっこうに構わない。
だがそれは、彼女の定める法のもとでなく、あくまで第三者(至高神)の定めた法のもと
でなくてはならない。
 お前も闇の治世の訪れを憂うるのなら、この竜珠を有効に使ってみろ。
 ルビーを襲ったのはドリアナという女の指示だが、狙ったのはあくまで聖獣の方だ。
 あの少女などどうでもよかったのだ。

*昨今の光と闇の勢力の活動について
 闇の勢力の本家、ハイネシアの評議会は、闇の女神本来の目的に沿うため、光の勢力
とは融和を望んでいます。スーザークでの停戦協定は成功しました。ただし、闇の竜珠王
アスカール率いるダスカーの闇の勢力は、あくまで光の勢力との対峙姿勢をくずしておら
ず、闇の勢力の中には(恒例の)不協和音が響いているようです。ただし、これについては
両者が表面上は和解したというウワサも届いています。
 闇の勢力の東方侵攻はあまりうまく行っていないようです。

*あなたの竜珠は以下の形態をとれます
 珠 形態の時は:トルコ石の珠として
 剣 形態の時は:片手用の長剣として
 人間形態の時は:貴方の決めた形をとって
 竜 形態の時は:スタードラゴンの皇帝竜として

*アドバイスふろむスタッフ
 竜珠を得たキャラは、勢い他の冒険者・敵により集中的に標的にされがちです。当然、
死亡率も他の冒険者より高くなります。
 行動は慎重にね(それでもやられる時にはやられますが・・・)!
 危険を避けたい場合には、勿体ないけど、竜珠を放棄(捨てる、人に託す)のも一つの手。

*データ 主要能力:賢さ×5(当時は本気で設定)、戦いの力(勇気・公平・名誉を示す)
ビースト:ワイバーン(ティングール いや〜沖縄の言葉でティンガーラは天の川とか。イイですね)
皇帝竜スタードラゴン(エルエライア エルが神だとも知らなかったですよ!!ホントホン(終了))
*この後、キャラクターの考え方、口調の提出
*キャラクターイメージ 星


第十一回 以降ハガキ返信
 ※傾向によると竜珠を集めるのが進行のポイントになりそうでした。  

*ウラヴの戦い2:海賊王の首を狙うレダ&ラクサ−ル&フィンとそれを阻むブルー。
ブルーを狙う破竜剣王の加担もあり、闇側は最初有利に戦いを進めていた。だがノーティ
竜珠王がレダを奇襲し、冒険者がラクサ−ルのナイトメアを討ち取ったことで戦況は一転。
レダは逆に追い詰められた。だがノーティがレダにとどめをさそうとしたその時、ドラントス
が立ちはだかった「まってくれ!」


第十二回 返信

*ドラントス「やっぱり女を殺すのは好きじゃねえ。だがこの女の不始末はオレの不始末
だぁ〜」ドラントスはレダの竜珠をレダに投げるといきなりラクサ−ルに抱きつき攻撃。
ラ「きゃあ!」ド「今のうちだ!オレごとこいつをヤっちめえ!」「その心意気やよーし!」
海賊とノーティがわらわらと群がったが・・・結局ラクサ−ルは逃亡。残された血塗れの海賊
王は・・・まだ生きてますねぇ。しぶとい・・・。
おしい!今一歩でうちとったものを・・・(負傷はさせましたが)

第十三回 返信

*「あんた達何やってんのよう!」と海賊・冒険者の前に現れたのは竜珠王ノーティ。
「また闇側に奪われたらどうすんの。ラッシュか誰かに渡しておくわよ」と風のように
至高神の竜珠(支配の竜珠)を奪って行った。「・・・・・」
 無事回復したドラントスは「まあいい。あんなもんかえって邪魔だ。へっ。それよりそろそろ
落とし前を付けに行こうか。・・・生命の女神さも・・・お力を貸してくださるってよ」「待ってま
した船長!」
*ノーティ嬢合流、護衛に成功、彼女は所在のあぶなげなドラントスの竜珠を回収。
ミィル・フリアード「皆さん、せっかくですから、ノーティ様をお守りする会を作りましょ〜!」
ノーティ「は・・・(汗)?」

 ↑ものすごく嬉しかったの覚えています。幸あれ〜幸あれ〜!!

第十四回 返信

 ※支配の竜珠は全ての竜珠を支配出来る設定なので、主人公に渡す事を選びました。でも受け取って貰えません(笑)当時は不思議でしたが、受け取ったら物語終了なので当たり前なんですねェ。

ノーティ「ルビー、ラッシュ、この竜珠を受け取って」デュランたち冒険者「ルビーさん、予言
された聖王になってください!中立的で大局を見れる貴方が戦いの決着を付ける英雄に
ふさわしいのです」だが彼女は「そんなのヤーよ。めんどくさいも〜ん!ぴゅー(去)」とけん
もほろろ。ラッシュ「やれやれ・・・」


第十五回 返信 書き文字

ルビー「ウラヴにいてもわかんないからメローに行こう」だって

第十六回 返信

※保管のために、ルビーの聖獣フェニックスのエイカに支配の竜珠を預けました。そして、いざという時にルビーをこの力で助けて欲しいと頼みました。結果、この竜珠が4ツの内光側最後の取り分に。

*ノーティと冒険者はルビーの救出に成功。だがその際にノーティは、密かにエイカに
至高神の竜珠を渡した。ノ「いざという時のために、ルビーに内緒で貴方が持っててね!」
エ「はぁ・・・」冒険者のミィル「でもノーティ様、そうすると、至高神の竜珠を狙う人達はエイカ
さんを狙いますよ〜」ノ「誰もしゃべんなきゃ私が狙われるだけだから大丈夫だって!」


第十七回 返信

*闇の竜珠王ラクサ−ルらがノーティを襲撃、冒険者の抵抗も空しく、ついに竜珠を奪い
とった!だが・・・ラ「ばかな・・・これは戦いの竜珠・・・」ノーティ「至高神のならお生憎様、
ルビーにも受け取りを拒否されたから、とっくにある人に渡しちゃったわよ」「!!」
*冥府にいたノーティは、闇の竜珠王ラクサ−ルから至高神の竜珠を守ろうとしたが、
守りきれず、かわりに自身の戦いの竜珠を奪われてしまった!
だがそこに剣の女神と名乗る女神が現れ、ラクサ−ルに竜珠の引渡しを迫ったから
話はややこしい事に・・・。
ルビー「ノーティさん、至高神の竜珠どーしたのー?」
エイカ「びくっ!!」



第十八回 返信

※竜珠の化ける星竜は身代わりに攫われてしまいましたが、戦いの女神の恩恵が残りました。ヨカッタ〜そして、この回の返信内容は何も知らぬ子どもにはとっても感動的で新鮮に映りました。「信じるって何、何で助けてくれるんだろう」って。今でもこのやりとり、忘れられません。
*冒険者らは身を盾にしてノーティを守った。ラクサ−ルはあきらめてノーティの竜珠
ともども地上へ行ってしまったようだ。
ノーティ「私はもう竜珠を持っていないのよ。何故私を・・・。」
クアス「いえ、我々は貴方がルビーさんを信じているように、貴女を信じているのです。」
ミィル「さあ、行きましょう。皆、仲間なんですから!」

 

第十九回 返信

※本誌に竜珠を持つエイカの後ろ姿が載り、また情報が駆け巡ってしまいました。情報共有の同盟に入っていなかったしで、対応出来ませんでした(涙)
 全体を良い方に持っていく側が当然多いと当時は純粋に信じていたんですよね(笑)支配の竜珠を確保した時点で自キャラに声明を出させるというような行動を取っていたらまた違っていたかもしれませんし、何も変わらなかったかもしれない。   今気付きましたヨ!!!テヘ。  参加者が生身だったからこそのifですね。ちなみに本誌の最終回では、エイカの代わりに冒険者が犠牲になってしまったのでした・・・・・。

*「ノーティの至高神の竜珠はエイカが持っている」ウワサは瞬く間に広がった。
当然続いて起こるは熾烈な攻防戦。冒険者「くそ、絶対に渡すな」満身創痍のノーティ
が叫ぶ「エイカさん、竜珠を・・・!」だがエイカは叫んだ「ダメ!竜珠は所詮道具です。
皆さん、今は竜珠に惑わされないで!それよりノーティさんやルビーに力を・・・そして
闇の女神様を・・・」・・・それが彼女の最後の言葉だった。
 

 

 ※竜珠=兵器は所詮道具、そしてルビーは人間の命を捨てて女神の誰もが持っていなかった力の神様になってしまいました。しかしながら自キャラは長らくルビーと居ながら、人間のまま繋ぎ止める事が出来なかった悔いを胸に秘め、竜帝国ヘ帰らず、新たな答を渇望しながらまたあてどない旅に。そして子々孫々係累も似た運命をなぞりながら、答を探しているという設定になりました。
 という訳で、素晴らしいゲームを有難うございました。
 皆さんはどんなエンディングを迎えましたか?

*決着後、闇の女神の名の元に竜珠は全て封印されることになった。抵抗する者も
いたが長くは続かなかった。結局の所、総ての者が望んでいた"変革"が訪れたのだ
から・・・。数年後、消息不明になった貴方を辺境の酒場で見かけたという者もいたが、
それが真実なのかは誰も確かめることはできなかった。

 

<ぶちこめぃ!!本誌イラスト集>

  オリキャラの中でも黒髪キャラで、お気に入り。不幸の代名詞なのは、第一ステージでの投稿掲載内容から。第2ステージのイラストは此路あゆみさんで、随分と活躍させてもらえて良い思い出になりました。

 

最終回画像記録へ

広告 [PR]スキンケア  転職 化粧品 無料 ライブチャット