特別永住者が多数を占める韓国・朝鮮人が減少する一方、中国人やブラジル人など新しく流入した外国人が増えてきている。都道府県別の外国人の分布が現在どのようになっているかを確認できるような図録を作成した。 法務省の外国人登録者統計によれば、2007年末現在、我が国の外国人は215万2,973人であり、総人口の1.7%を占めている。 絶対数では、東京が38.2万人と最も多く、愛知の22.2万人、大阪の21.2万人が東京に続いている。近年、愛知と大阪の順位は逆転した。ニューカマーの増加が愛知で増える一方、在日韓国・朝鮮人は高齢化によって減少しているからである。 総人口に占める割合では、東京と愛知が3.0%と最も高く、三重、静岡、岐阜と続いている。少し前まで大阪が2位であったが、これらの地域を下回るに至っている。 都道府県別の外国人数の総人口に占める割合を全体的に見ると、3大都市の他、北関東や甲信、東海など機械工業地域が高くなっている一方、東北、北陸、近畿以西はそれほど外国人比率は高くないという特徴が見てとれる。 国籍(出身地)別の外国人の分布をみると、 1)特別永住者が多数を占める韓国・朝鮮人は、東京・大阪の他、京都、兵庫、あるいは広島、山口、福岡といった古い工業地域、鉱業地域に多い 2)中国人やフィリピン人などのアジア人は、全国的に広く分布している 3)日系ブラジル人など1990年の入管法改正で定住者資格が付与された日系人は、上述の機械工業地域に集中している 4)基地の多い沖縄では米国人の比率が高い(図録7780参照)。(もっとも在日米軍の軍人又はそれらの家族は外国人登録の対象とはなっていない。これらの米国人4万5千人を入れれば沖縄の外国人は5万4千人となり、外国人比率は4.0%と全国1となる。) などの点が目立っている。 (市町村自治体) 基礎自治体レベルでは、ニューカマーと呼ばれる南米日系人を中心とする外国人住民が多数居住する都市の行政並びに地域の国際交流協会等をもって外国人集住都市会議が2001年に設立されている。外国人集住会議のホームページからこれらの都市における外国人数を以下に参考表として掲げた。 これらの自治体の中では、絶対数の外国人数では静岡県浜松市が3.3万人で最も多く、外国人割合では群馬県大泉町が16.3%で最も高い。 外国人の国籍ではいずれの都市もブラジル人が最も多くなっている点が目立っている。 (2004年9月14日収録、2008年8月22日更新) |
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(参考) 外国人集住都市会議を構成する都市自治体の外国人登録者数の現状(基準日:2008年4月1日)
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