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北朝鮮 総書記の側近を中国へ

11月28日 16時29分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

北朝鮮は、キム・ジョンイル総書記の側近を30日から中国に派遣することを決め、韓国のヨンピョン島への砲撃で緊張が高まっている朝鮮半島情勢をめぐり、中朝間で突っ込んだ話し合いが行われる見通しです。

中国国営の新華社通信によりますと、北朝鮮で最高人民会議の議長を務めるチェ・テボク書記が、全人代=全国人民代表大会の呉邦国委員長の招きに応じて、30日から5日間の日程で中国を訪問します。チェ書記は、キム・ジョンイル総書記の視察にも頻繁に同行する側近の1人です。また、ことし9月の朝鮮労働党の代表者会で、キム総書記の三男のキム・ジョンウン氏が後継者に決まった直後に中国を訪れ、胡錦涛国家主席に直接説明する役割を担うなど、中国側との太いパイプを持っています。このため、チェ書記は、今回の訪中を通じて、韓国のヨンピョン島への砲撃で緊張が高まっている朝鮮半島情勢をめぐり、キム総書記からのメッセージを中国の指導部に伝えたうえで、今後の対応について突っ込んだ話し合いを行う見通しです。