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広島の山中に女性頭部、不明の大学生と酷似のニュース本文

11/07 01:55更新

　６日午後１時４５分ごろ、広島県北広島町東八幡原の臥竜山山頂付近で、キノコ狩りに来た男性が女性の頭部を発見した。付近で大量の血痕などは見つかっておらず、広島県警は何者かが切断した頭部を捨てた死体損壊、遺棄容疑で捜査を始めた。
　広島県警によると、遺体は２０代前後。顔や髪形などの特徴が似ていることから、１０月下旬から行方不明になっている島根県立大１年、平岡都（ひらおか・みやこ）さん（１９）＝島根県浜田市＝の可能性があり、司法解剖などを行い死因と身元の特定を急ぐ。
　広島県警によると、現場は臥竜山の入り口から林道を約４・５キロ進んだ付近。車両転回場の約１０メートルがけ下で見つかった。付近の捜索で遺留品は見つかっていない。
　島根県警によると、平岡さんは１０月２６日午後９時１５分ごろ、浜田市内にあるアルバイト先の飲食店を出た後、約１キロ離れた学生寮に戻らず行方が分からなくなった。
　携帯電話がつながらず連絡も取れないことから、浜田署は事件や事故に巻き込まれた可能性があるとみて捜査。今月２日に顔写真を公表、情報提供を呼び掛けていた。
　■男２人組と目撃の情報／友人ら「信じたくない」
　島根県浜田市で行方不明になった島根県立大１年、平岡都さん（１９）の連絡が途絶えた後、平岡さんとよく似た服装の女性が２人組の男と一緒に歩いているのを目撃されていたことが６日、分かった。
　島根県警浜田署もこの情報を把握。浜田署は「目撃された女性が平岡さんと特定はできない」としているが、関連を調べている。
　山中で見つかった頭部は、果たして誰なのか。６日に広島県の山中で女性の頭部が発見された死体遺棄事件は、行方不明になっている平岡さんを知る人たちに動揺を与えた。遺体は平岡さんに似ているとの情報があるが、知人や大学関係者は「詳しい情報がない。信じたくはない」と困惑している。
　「（遺体発見は）授業中にニュースを見た友人からのメールで知った。まだ本人かどうか分からない」。こう話すのは、平岡さんと同じ寮に住む１年生の女子学生（１９）。「自分の親も心配してメールや電話をしてくるようになった。下校時は絶対一人で帰らないようにしている」と不安そうな表情を浮かべた。
　別の１年の男子学生（１９）も「友人とテレビでニュースを見た。『信じたくない』という声が出た」と話した。
　また、島根県立大の細田敬二・教育研究支援部長は「びっくりしたが、まだ（平岡さんと）確定していないと聞いている。心配している」と平岡さんの安否を気遣う。
　島根県立大学では、今年６～７月にかけ、大学や女子寮の近くで女子学生が不審人物に声をかけられることが十数件あったといい、教職員が夕方から夜間にかけパトロールをしていた。

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