【ジャパンＣ】ブエナ完勝ＧＩ６勝目！牝馬２頭目の１０億円ホースに

　２８日、東京競馬場で「第３０回ジャパンＣ」（ＧＩ、芝２４００メートル）が行われ、Ｃ・スミヨン騎手騎乗で１番人気の女傑ブエナビスタ（牝４歳、栗東・松田博資厩舎）が直線で抜け出し完勝。ＪＲＡ単独５位となるＧＩ６勝目を挙げた。タイムは２分２４秒９（良）。

　２着は武豊騎手騎乗で４番人気のローズキングダム（牡３歳、橋口弘次郎厩舎）、３着はＭ・ギュイヨン騎手騎乗で８番人気のヴィクトワールピサ（牡３歳、栗東・角居勝彦厩舎）。なお、凱旋門賞２着のナカヤマフェスタ（牡４歳、美浦・二ノ宮敬宇厩舎）は着外に終わった。

　ブエナビスタは、父が日本ダービーなどＧＩ４勝のスペシャルウィーク、母は阪神３歳牝馬（現・阪神ＪＦ）を勝ったビワハイジという良血で、通算１６戦９勝（海外１戦０勝含む）。ＧＩは０８年阪神ＪＦ、０９年桜花賞、０９年オークス、１０年ヴィクトリアマイル、１０年天皇賞・秋に続いて６勝目。ＧＩ６勝は７勝のシンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクト、ウオッカに続いてＪＲＡ単独５位。

　また、父スペシャルウィークは９９年にジャパンＣを制しており、史上２組目の父子制覇を達成。今回の勝利で１着賞金２億５０００万円を獲得し、ウオッカに次ぐ牝馬２頭目の“１０億円ホース”となった。鞍上のスミヨン騎手はジャパンＣ初制覇、松田博調教師は０７年アドマイヤムーンに続いて２勝目。

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