「不当な総選挙」と訴え　在日ミャンマー人が抗議

　ミャンマーで総選挙が行われた７日、在日ミャンマー人の民主活動家ら延べ約８００人が東京都内のミャンマー大使館前に集まり、抗議行動を行った。

　参加者らは、民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんの写真を掲げ「ミャンマー軍事政権は国民の人権侵害をやめろ」「軍事政権はいらない」とシュプレヒコールを上げた。参加者が１０月下旬に公表されたばかりのミャンマーの新国旗を燃やす場面もあったという。

　支援者によると、日本では１０月１９日に在外投票が行われ、ミャンマー政府からはがきを受け取った約３０人が在日ミャンマー大使館へ投票に訪れた。

　参加した民主活動家の男性タン・スエさん（４７）は「国民が一緒に参加できる自由で公平な選挙をするべきだ。日本政府は選挙結果を認めないでほしい」と話した。（共同）