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芸能

本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」Vol.81


「IMALUの二の舞!?」 井上陽水の次男・TAKITAが"本物のホモ"の紹介で俳優デビューへ

TAKITAOFFICIALBLOG.jpg
TAKITAオフィシャルブログより

芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!

 かつて、"ニューミュージック界の帝王"と異名を取った井上陽水の次男であるTAKITAが、最大手芸能プロ「オスカープロモーション」に所属、俳優デビューする。

 他人事のように書いたが、実はTAKITAをオスカーに紹介したのは、筆者が昔から親しくしているモデルの北野はじめ。若い人には馴染みがないだろうが、その昔に一世を風靡した人気モデルで、日本のコカコーラのCMに初めて起用されたモデルだ。40数年前の女性雑誌を見ると、グラビアに頻繁に登場。キムタク以上の人気があった。しかし、その後はモデルをやる傍ら、六本木で小さなスナックを経営。今年還暦を迎えたにもかかわらず、長身でスリム、その美貌は全く衰えていない。とにかく、カッコいい"ホモ"だ。

 芸能界の人脈も、美川憲一や和田アキ子など幅広い。昨今、ニセモノのオカマや化け物みたいなゲイタレントがテレビででっかい面をしているが、はじめのような本物のホモは品性が違う。ぜひ、彼のような人間にテレビで芸能界の裏側を語ってもらいたいものだ。

 話は横道にそれたが、はじめが筆者に「陽水の息子のTAKITAが本格的に芸能界で俳優としてやりたいようなんだけど、陽水や石川セリということをウリにせずに、親の力に頼ることなく仕事ができる事務所に所属したい、と言ってきたのよ」と相談に来た。

 TAKITAは、陽水と「八月の濡れた砂」「ダンスはうまく踊れない」などのヒットで知られる石川セリとの間に生まれた次男だという。正直、ふたりの間に次男がいるとは知らなかった。ふたりの離婚騒動については取材したことがあっただけに複雑な心境だったが、とにかくTAKITAに会ってみた。

 身長は180センチ以上、背はすらっとしてモデル並み。韓流スターの雰囲気をまとい、インテリっぽいマスクだ。聞けば、英語、スペイン語、フィンランド語、それに韓国語と4カ国語がベラベラ。ピアノも子どもの頃から習っていて、ジャズピアノの名手だという。これほどの素材を、芸能プロがスカウトしなかったことが不思議なくらいだ。

 TAKITAは「陽水の息子だからといってスカウトされ、芸能活動をするのが嫌だった」と言う。しかし、どの事務所に入ろうが陽水の次男であることがバレるのは時間の問題だと言ったら、「それは仕方ない」と言った。TAKITAはオスカーの古賀誠一社長と直接、面接して所属が決まった。

 芸能界では大物の二世タレントが続々とデビューしているが、親が大きければ大きいほど、子どもは悲惨だ。特に明石家さんまの長女のIMALU。タレントとしての才能はもちろんのこと、オーラが全く感じられない。それでも、さんまの娘というだけで仕事にありつけて、周囲からはちやほやされている。見ていて、痛々しい。以前、ビートたけしの長女の北野井子が歌手デビューした。たけしも親ばか振りを発揮したが、売れないとわかるや、さっさと芸能界を引退した。IMALUにも、井子さんのような思い切った決断を期待したい。また、さんまも、父親として他の人生を導いてやってほしい。

 近年デビューした二世タレントの中で成功していると言えるのは、ハリウッドスターにのし上がった渡辺謙の長男・渡辺大に、長女の杏くらいだ。このふたりは、両親の泥沼不倫裁判で精神的苦痛も味わい、さらに経済的な生活苦も味わった。そこが、ぬくぬくと育った二世タレントとは違っていたのだろう。

 TAKITAも、親の七光り、いや、足して十四光になるところだが、それを拒絶してのデビュー。しかも両親と異なるジャンルである俳優でチャレンジしていくという。実力があれば二世であろうが、そうでなかろうが関係ない。TAKITAの真価が問われそうだ。
(文=本多圭)

40th Special Thanks Live in 武道館


父は偉大なり。


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2010.11.13 土   はてなブックマーク BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク livedoor クリップ みんトピに投稿 newsing it! この記事をChoix! 友達に知らせる Twitter



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