日焼けサロン経営会社ＨＰに不正アクセス容疑で、立ち上げに関与の会社員を逮捕

　日焼けサロン運営会社のホームページ（ＨＰ）に不正にアクセスして閲覧できなくしたとして、警視庁ハイテク犯罪対策総合センターは不正アクセス禁止法違反などの疑いで、東京都中央区月島、会社員、新川大吉容疑者（４１）を逮捕した。

　逮捕容疑は１月１１日午前１１時３５分ごろ、自宅のパソコンから渋谷区の日焼けサロン運営会社が借りているサーバーに、管理者のＩＤとパスワードを使って不正にアクセスし、同社のＨＰを約３０時間にわたって閲覧できなくしたとしている。

　同センターによると、新川容疑者は平成１９年７月〜２１年６月にかけて同社のＨＰの立ち上げにかかわっていた。同センターでは、不正にアクセスするためのＩＤとパスワードを知っていたとみている。

　同社のＨＰは宣伝用に使われ、一日約１０００件のアクセスがあったが、閲覧不可能になった間は半減した。新川容疑者は「自分が作ったプログラムを削除しようと思った。業務を妨害するつもりはなかった」と話しており、同センターでは詳しい動機を調べている。