2010年11月28日11時53分
横転した大型トレーラー=28日午前10時34分、三重県亀山市野村2丁目、姫野直行撮影
事故で車体側部が大きくへこんだマイクロバス=28日午前10時33分、三重県亀山市野村2丁目、姫野直行撮影
28日午前7時45分ごろ、三重県亀山市野村町2丁目の県道と市道の交差点で、県道を東進していた大阪市住之江区の運送会社「エスエーエル」の30トンの大型トレーラーと、市道を北進していた27人が乗ったマイクロバスが出合い頭に衝突した。この事故で、マイクロバスに乗っていたフィリピン人6人が死亡したほか、21人が重軽傷を負った。三重県警亀山署は、トレーラーを運転していた大阪府松原市天美我堂2丁目、森脇隆夫容疑者(45)が一時停止を怠った疑いがあるとみて、自動車運転過失致傷容疑で現行犯逮捕した。
同署によると、死亡したのは男性3人、女性3人。マイクロバスは人材派遣会社の従業員を乗せ、三重県松阪市内から亀山市のシャープ亀山工場の下請け工場に向かっていた。大型トレーラーは研磨剤に使う砂20トンを積んだコンテナを載せ、同日午前5時に大阪市内を出発し、長野県大町市に向かっていたという。
同署によると、現場は信号のない交差点。県道と市道とも坂道で、見通しはやや悪いという。