臥竜山で女性の胴体発見 鋭利な刃物で切断広島県北広島町の臥竜山で島根県立大1年の平岡都さん(19)=島根県浜田市=の遺体の一部が見つかった事件で、両県警の合同捜査本部は8日、現場付近で平岡さんとみられる女性の胴体部分を発見した。 捜査本部は、遺体の状況から鋭利な刃物で切断されたとみて司法解剖して死因を調べるとともに、DNA型鑑定で身元確認を急ぎ、遺体の手足などほかの部分がないか9日朝から引き続き捜索する。 近くの住人によると、現場付近は日中は登山客が多いが、夜間は人通りがほとんどなく道も入り組んでおり、捜査本部は犯人が過去に現場を訪れたことがあるとみている。 捜査本部によると、胴体部分が見つかったのは、8合目の林道終点にある車両転回場付近。6日に頭部が見つかった地点から70~80メートル北の斜面で、肩と股(こ)関節から手足が切断された状態だった。衣類や目立った血痕はなかった。 捜査本部は捜索のほか、浜田市内へつながる島根県内の国道186号沿線を中心に捜査員を投入。遺体を運ぶのに車を使った可能性が高く、不審車両などの目撃情報を重点的に収集し、交友関係を含め調べている。 【共同通信】
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