中日新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 特集・連載 > 北朝鮮問題 > 記事一覧 > 11月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【北朝鮮問題】

韓国、北朝鮮の準備知っていた 情報生かせず別の基地反撃

2010年11月26日

 【ソウル=城内康伸】韓国紙、朝鮮日報は26日、韓国軍高官の話として、北朝鮮による延坪島(ヨンピョンド)への砲撃をめぐり、北朝鮮軍が砲撃直前に放射砲(多連装ロケット)18門を海岸にある基地へと移動させ、砲撃準備をしていたと報じた。

 同紙によると、韓国軍はこうした事実を事前に把握していながら、北朝鮮の砲撃が始まると別の基地を重点的に反撃しており、貴重な情報を生かしていなかった。

 韓国軍高官によると、北朝鮮軍は砲撃を行った23日、4軍団傘下の放射砲旅団から北朝鮮沿岸の海岸砲部隊に、放射砲を6門と12門ずつ2回に分け移動配置させ、韓国軍当局はこの動きを事前に把握していた。しかし、韓国側はこの情報を生かせず、北朝鮮の西方沖にある茂島の北朝鮮軍基地を標的として反撃を展開したという。

 3月に発生した韓国軍哨戒艦沈没事件でも韓国軍は北朝鮮西岸の南浦港から潜水艇が姿を消したという情報を事前に把握していながら事件を防げなかったとして、世論の批判を浴びており、今回再び同様の不手際が判明したことになる。

 

この記事を印刷する

PR情報



おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ