2010年10月1日 20時19分
成田国際空港会社(NAA)の森中小三郎社長は1日、アジアを中心に10社以上の格安航空会社(LCC)が成田乗り入れを希望していることを明らかにした。
NAAによると、12月に羽田空港-クアラルンプール線を就航させるアジアLCC最大手のエアアジアグループ(マレーシア)が「すぐにでも成田に飛ばしたい」とするなど、「海外LCCから想像以上の成田空港への参入希望が寄せられている」(森中社長)という。
NAAは羽田の国際線発着枠拡大に伴う空港間競争に対応するため、LCCの成田誘致を強化する方針。森中社長は成田空港でのLCC専用ターミナル建設構想について「基本的な設備をきっちり作って対応しなければならない」と意欲を示した。【斎川瞳】