自民党の石原伸晃幹事長は27日、石川県小松市で講演し、仙谷由人官房長官と馬淵澄夫国土交通相への参院での問責可決を受け「2人が出てくる委員会には出て行くことができない」と述べ、菅直人首相に両氏の更迭を求めた。そのうえで、12月3日の会期末に向け「通すべき法案はしっかりと与野党で協議して通す」と語り、参院での全面的な審議拒否には否定的な見方を示した。
石原氏は野党共闘を重視し、参院側に方針転換を促したとみられる。ただ、参院自民党幹部からは「ぶれてもらっては困る」と石原氏を批判する声が出ている。【念佛明奈】
毎日新聞 2010年11月27日 22時04分