2010年10月1日 11時6分 更新:10月1日 13時2分
総務省が1日発表した8月の全国消費者物価指数(05年=100、生鮮食品を除く総合)は、前年同月比1.0%下落の99.1と、18カ月連続のマイナスだった。下落幅は前月より0.1ポイント縮小したが、長期のデフレに歯止めがかかっていない。
品目別では、薄型テレビが33.2%、ノートパソコンも22.8%下落し、家電製品の大幅な下落が続いている。エアコンも15.0%下落した。一方で、電気代は1.3%の上昇で、1年4カ月ぶりのプラスとなった。原油の価格上昇が原因で、電力各社の値上げの動きを反映した。
物価の先行指標となる東京都区部の9月の消費者物価指数(05年=100、生鮮食品を除く総合)は、前年同月比1.0%下落の98.7で、17カ月連続で下落した。【高橋昌紀】