最高気温:京田辺39.9度、幻の記録に…つる草の影響で

2010年9月30日 19時8分

 京都府京田辺市で9月5日に記録された今年の最高気温39.9度について、気象庁は30日、観測装置に巻き付いたつる草の影響で実際よりも気温が上昇した可能性が高いとして統計に使用しない参考値にすると発表した。39.9度は9月としての歴代最高気温だったが、幻の記録となった。

 参考値にされるのは、この日を含め8月25日~9月6日の期間における同市の地域気象観測システム(アメダス)の記録。期間中、同市は全国最高気温を5回観測していたが、6日につる草の巻き付きが判明。気象庁がデータの信ぴょう性を検討したところ、8月24日以前と比べて近郊7地点の最高気温との差が大きいことが分かり、つる草の影響を受けていたと判断した。この結果、今年の最高気温を岐阜県多治見市(39.4度)、9月の歴代最高気温を埼玉県熊谷市(39.7度)にそれぞれ修正した。【飯田和樹】

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