2010年9月30日 13時33分 更新:9月30日 14時53分
南米チリの鉱山事故で地中に閉じ込められた作業員33人を支援するため、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は29日、国内の企業4社が開発した宇宙飛行士用の高機能下着や「宇宙日本食」の黒あめなどを緊急輸送すると発表した。30日に発送し、10月4日にも現地に到着する見込み。
送られるのは、4月に山崎直子宇宙飛行士が国際宇宙ステーションで着たTシャツなどと同素材の下着類33人分計約200着、黒あめとミントキャンディー各20袋。下着やシャツは、風呂のない宇宙生活を快適にするため、消臭性や抗菌性を高めている。あめはストレスの多い宇宙滞在中の心身の疲れを癒やす目的で開発されたという。いずれも企業が無償提供し、外務省の支援物資として送られる。【山田大輔】