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ジャンプ改良には手応え…真央 あとは「気持ちの問題」

女子SPの演技を終え、肩を落とす7位になった浅田真央。左は佐藤信夫コーチ
女子SPの演技を終え、肩を落とす7位になった浅田真央。左は佐藤信夫コーチ
Photo By 共同

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦、フランス杯で浅田真央(中京大)は26日のショートプログラム(SP)で7位と出遅れた。ただ、2度の転倒にも「あと少しという感じ。佐藤(信夫)先生からも(8位の)NHK杯のときよりも力強く滑っていると言われた」と手応えも口にした。

 直前の公式練習までは武器のトリプルアクセル(3回転半)を含め、次々とジャンプを決めていた。しかし、SP本番で3回転半と3回転フリップで転倒。「練習では悪くなかったのに。大丈夫だと思っていた」と不思議そうに首をかしげた。

 オフにジャンプの改良に踏み切った。跳べばすべて成功だった2005年GPファイナル優勝のときのような感覚に戻すためだ。9月から指導を始めた佐藤コーチは、練習でできることが本番での結果に結びつかない現状を「本番になると今までの(ジャンプの)習慣が出ている」と説明。技術ではなく、精神的な問題ととらえ「早く自信を取り戻せるようにしないといけない」と話す。

 浅田自身にも「試合に持っていくときの気持ちの問題」との自覚はある。試行錯誤が続く昨季の世界女王。3回転半に再び挑む27日のフリーで復調のきっかけをつかむことができるのか―。 (共同)

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