菅総理大臣と民主党の鳩山前総理大臣が、東京都内で会談し、鳩山氏が、仙谷官房長官らに対する問責決議の可決を受けて、来年の通常国会に向けて打開策を検討すべきだと伝えたのに対し、菅総理大臣は「内閣支持率が1%になっても辞めない」と述べ、政権運営への強い決意を示しました。
この中で鳩山前総理大臣は、「政治主導という方向性はまちがっていない。政権交代した意義が認められるまで、民主党はふんばらなければならず、党内も協力したいと考えている」と述べました。そのうえで鳩山氏は、仙谷官房長官と馬淵国土交通大臣に対する問責決議が可決されたことを受けて「来年の通常国会にも影響が出るおそれがある」として、何らかの打開策を検討すべきだという考えを示しました。これに対して、菅総理大臣は「仙谷官房長官らの交代は考えていない」としたうえで、通常国会での来年度予算案の成立に全力をあげる考えを示しました。また、菅総理大臣は「内閣支持率が1%になっても辞めない」と述べ、政権運営への強い決意を示しました。一方、菅総理大臣は、サッカーワールドカップの2022年大会の開催地を決める会合が、来月初めにスイスで開かれることから、鳩山氏に対し「政府専用機を用意するので、日本への招致に向けて現地を訪れてほしい」と要請しました。