宮城県栗原市と登米市にまたがるラムサール条約登録湿地「伊豆沼・内沼」に越冬のマガンが飛来している。晴れた日の夜明けには朝日に照らされ一斉に飛び立つ姿が見られる。
マガンは繁殖地のロシア、ベーリング海沿岸から約4000キロの旅をし、9月下旬から飛来し始めた。今月中に近くの蕪栗沼(かぶくりぬま)と合わせ10万羽以上になり、国内で越冬するマガンの8~9割が集まる。春になると再び北のかなたに飛び立っていく。問い合わせは伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター(0228・33・2216)。【丸山博】
毎日新聞 2010年11月16日 21時29分(最終更新 11月16日 21時44分)