デジタル時代の報道を議論 「マスメディアと対決」「デジタルでマスメディアと対決したい」。新聞社やテレビ局などに属さない独立ジャーナリストらがデジタル時代の報道を話し合う「ジャーナリズムフェスタ2010」が27日、大阪市立住まい情報センター(大阪市北区)で開かれた。 「ジャーナリズムはどこにいるのか」との議題では、個人がインターネットを使えばマスメディアと同じ土俵でジャーナリスト活動ができると指摘。ジャーナリスト集団「アジアプレス」の石丸次郎氏が「デジタルを使ってマスメディアと対決できる素晴らしい時代が来た」と話した。 議論にはヤフーメディア編集部の奥村倫弘部長も出席。「ヤフーニュースは今や月間43億回を超える閲覧がありマスメディアと言える。掲載の基準を示すべきではないか」との指摘を受け奥村部長は「ヤフーは取材や主張はしない。幅広い記事を紹介するだけ」と反論した。 続いてアジアプレスの玉本英子さんが「約150万円かかったイラク取材で得られた収入が約30万円程度しかなかった」と独立ジャーナリストの経済的な現状を紹介。自立する方法を議論した。 【共同通信】
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