大型刃物で遺体切断か 島根の女子大生遺棄広島県北広島町の臥竜山で島根県立大1年の平岡都さん(19)=島根県浜田市=の遺体の一部が見つかった事件で、遺体の状況から切断に使ったのは、なたやおのなどの大型の鋭利な刃物とみられることが11日、捜査関係者への取材で分かった。 島根、広島両県警の合同捜査本部は、浜田市周辺のホームセンターや量販店で販売履歴を聞き込むなどして、不審な人物が刃物を購入していなかったかを調べている。 捜査本部によると、6日に頭部が見つかり、7日に脚、8日に胴体、9日に左足首から先の部分が、臥竜山の8合目に至る約4・5キロの林道終点付近や途中の林道の斜面で発見された。 切断の状況から、頭部や胴体はのこぎりのような細かい刃ではなく、なたやおの、大型包丁といった形状の刃物が使われたとみられる。脚は骨の状態で見つかり、切断面は確認できなかった。 首には指の圧迫痕があり、捜査本部は、絞殺された可能性があるとみている。その後に遺体を切断、車で運んで分散して遺棄したとの見方を強めており、付近一帯の捜索を続け、まだ見つかっていない腕などの発見を急ぐ。 【共同通信】
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