女子大生遺体の一部から油分検出 島根の遺棄事件広島県北広島町の臥竜山で島根県立大1年平岡都さん(19)=島根県浜田市=の遺体が見つかった事件で、遺体の一部から油の成分が検出されていたことが21日、捜査関係者への取材で分かった。 遺体に付着し熱で変形していた袋の破片には、マークの印刷があったことも新たに判明。両県警の合同捜査本部は流通ルートの特定を急ぐとともに、犯人が遺体と袋を一緒に燃やした可能性もあるとみて捜査している。 捜査関係者によると、油の成分を検出したのは、臥竜山8合目の林道終点にある車両転回場付近で見つかった胴体部分。頭部が見つかった11月6日の2日後、捜査本部が周辺を捜索し、70~80メートル離れた斜面で発見された。 近くでは同じ日に、平岡さんの血が付着した袋の持ち手とみられる部分が見つかり、その後遺体にも同じ袋の一部の可能性がある破片が付着していたことが判明。判読できるマークが印刷されていることが分かった。 いずれも熱で変形しており、遺体を運ぶのに使った可能性がある。スーパーなどで使われる一般的なレジ袋とみられる。 【共同通信】
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