熊森にメール・お電話を下さる前に、また、行政宛てに投書をされる前に、必ずお読みください。「憎しみや対立からは何も生まれない まして、匿名で誹謗中傷など、犯罪です」
(頻繁に更新されています。大事な情報をぜひご覧下さい!)
<お知らせ>森の動物たちに緊急食糧援助!24日朝、富山県の当協会トラスト地670ヘクタールに、ヘリコプターでドングリを運びました。(車が入れない場所のため)
24日(火)夜9:54~のテレビ朝日報道ステーションなどで報道されました。
11月末まで、ドングリや規格外果実を、受け付けていますのでよろしくお願いします。(送付先はこちら)
どんぐり運びについての概要はこちら。
生物多様性、種内の多様性の上に、豊かな水源の森が成り立っている!
森=植物+動物
なぜクマの棲んでいる森が大切なの?
クマは、日本の森のアンブレラ種。豊かな森のあらゆる恩恵を受けて生きています。つまり、クマの棲める環境を残すということは、他の全ての生物が生息できる保水力抜群の一級の森を残すことになるのです。そして、この森によって、人間生活や全産業が、支えられています!
なぜクマたちは今山から降りてきてるの?
戦後の拡大造林で、国土の1000万ヘクタールが杉ヒノキの人工林になりました。しかも、そのほとんどが放置されているので、外見は一年中緑色で綺麗ですが、中は真っ暗で草も無くて、虫も鳥も動物も棲めない、食べ物もない、そんなところになってしまっています。そんな人工林は保水力も無く、水も生みません。
そして今年は、国土の7%(=全森林の11%)残っているといわれている豊かな自然林に、夏から食べ物がなくて、動物たちは飢えて山から降りてきているのです。
動物たちの食料が、なぜ今年、広葉樹の森の中から完全に消えたの?
1、山の実りの大凶作
2、ナラ枯れの大拡大
3、昆虫の激減
4、今年の夏の異常な猛暑?
今、クマを救うために私たちができることは何?
1、ドングリを集落の裏に運んでくれる役場を見つける
クマが人里に出てきている市町村がわかれば、すぐその役場に電話をしてください。本部も電話し続けていますが、多すぎて手が回りません。
「今年、日本の山に大異変が起きており、実りがまったくない。クマは、生きるために冬ごもり前の食い込み用食料を求めて必死で出てきているだけなので、人道上、生態系保全上、殺すべきではない」と、伝え、
「クマを殺さず、しかも、集落の中に出てこないようにする解決方法があるので採用してほしい。食料のドングリなどを無料で役場に送るので、地元で運んでほしい」と、交渉する。(非公開を守る)
交渉が成立したら、すぐに熊森本部にご連絡下さい。あとは、本部で動きます。
2、今年は、カキの実をクマたちに提供してくださるよう、地元の人たちにお願いする
今年に限り、夜、カキの木にクマが登っていても、そっと放置して、カキの実をクマたちに提供してくださるよう、クマ生息地の親戚、知人、友人に頼む。
3、果樹園の協力体制を得る
クマが出てきている果樹園の方と交渉し、売りものにならない落ち果実を、捨てたり土に埋めたりせず、果樹園の電気さくの外に置いて、クマに提供してやってくれるようにお願いする。
クマは、商品用の果実に手をかけなくなります。クマはすでに果実の味を知っています。果樹園のある山は、元々、野生動物たちの土地でした。
4、ドングリ拾い
みんなに呼びかけて、学校や公園のドングリを拾う。熊森本部に送り先をたずねて、指定されたところに送る。(10/24 東京で呼びかけたところ、ドングリ拾いに100人も集まってくださいました!)
5、クマを救おうと、多くの人に訴える
口コミ、ブログ、ツイッターなどで多くの人々に、水源の森を造ってきてくれた恩人、クマを殺すべきではないと訴え、クマを救っていこうという世論作りに励む。
その他のことも、いくつかのページにまとめています。ご覧下さい。
どんぐり運びについて
どんぐり運びについての呼びかけ(くまもりNews)
<誤内容指摘> 以下の報道は、事実誤認です。記者の方々は今一度お調べになって、訂正していただけないでしょうか。国民の正常な判断を狂わせています。
(1)朝日新聞10月16日付天声人語----「(クマが)人知れず、うんと増えている」という、ある写真家の、世間をあっと驚かせる言葉を認めるような書き方をされていますが、 実際は絶滅寸前です。
(2)朝日新聞10月20日・毎日新聞10月22日----「クマが人里へ出てくる原因の一つは、狩猟人口の減少である」は、全く事実に反しています。山の実りの豊作年であった去年は、ほとんど出てきませんでした。
2010年度(平成22年度)におけるクマの有害捕殺状況
行政に届出があったもののみ
●熊森調査 各都道府県庁への聞き取り(PDF) 2930頭捕殺 11月16日更新
●環境省発表 (PDF) 10月末現在
全国の狩猟数推移データ
全国のクマ狩猟数PDFファイル(H10~H20年度 行政に届け出のあったもののみ。北海道はヒグマ、それ以外はツキノワグマ。)
日本のクマを絶滅させないための緊急声明
(動画つき)
日本熊森協会 2010.10.16
日本のクマがおかれている現状 2010.10
クマを絶滅から救うための緊急提言 2010.10
1 ①今年は山の実りが何もないという、2004年2006年をしのぐあり得ない異常年。人道上、生態系保全上、冬ごもり前の食い込み用食料を求めて人里に出てきたクマを殺してはならない。
②クマが人里に出てこなくてもいいように、これまでクマの生息地を壊し続けてきた人間側としては、クマたちに食料を提供しなければならない。
2 早急に、クマを種の保存法上の希少種に指定し、狩猟と有害捕獲を原則禁止し、環境大臣の監視下に置くこと。
3 生息地の復元・森再生を早急に行う。人工林の間伐のために50万人を緊急雇用すること。
4 今年、猛スピードで広がったナラ枯れの原因究明と対策を国が行うべきである。
5 現在残っているクマたちの生息地である原生的な森をこれ以上開発しないように、法規制をかけるべきである。
(生物多様性条約第10回締約国会議開催都市名古屋での「くまもり生物多様性シンポジウム」にて)
更新情報
- 11月9日 全国クマ狩猟数推移データファイルをアップしました。
- 11月9日 「くまもりNews」の新着記事表示を一番上に移動しました。
- 11月7日 お問い合わせフォームに件名入力もしていただくようにしました。現在、事務所は電話とメール対応に追われ続けていますので、確実な対応のためよろしくお願いいたします。
- 「参加者募集」の案内、トップページに追加。
- 11月2日 どんぐり運びの延長案内追加。各都道府県庁連絡先リスト追加。
- 11月1日 save bearsキャンペーンメッセージをトップページにスライド表示しました。
- 10月31日 捕殺数PDF、更新しました。(順次更新いたします。)
- 10月 くまもり協会ブログ「くまもりNews」(http://kumamori.org/news)を、 ほぼ毎日情報発信しています。どうぞご覧下さい。
- 10月22日 どんぐり運びについて ページを制作しました。Q&Aなども掲載し、TOPページからリンクさせました。ご覧下さい。
- 10月22日 日本のクマを絶滅させないための緊急声明ビデオをアップしました。(タイトル部分をクリックすると、ビデオと本文が表示されます。)
- 10月22日 大台町池谷のトラスト契約の記事をblogに掲載しました。
・日本熊森協会へのお問い合わせはこちらから。
・日本熊森協会旧サイト(ホームページ)はこちら。
・当サイトに関してご意見ご要望等ございましたらご連絡下さい。