広島市は26日、旧市民球場(中区)の解体工事を29日から着手すると発表した。市は保存する外野スタンドの一部を除き、来年度に解体を終える予定。
29日は、グラウンド内にプレハブの現場事務所を開設する。翌日以降、球場一塁と正面の外側を防音パネルで覆い、工事の足場を設ける。球場内のすべてのベンチや空調設備を取り外した後、12月中に本体の取り壊し工事を開始。本年度は一塁側と正面スタンドを解体する予定でいる。
旧市民球場をめぐっては、6月の市議会定例会で廃止条例案が可決。市は9月1日に球場を閉鎖した。球場跡地には2013年春までに、大規模イベントも誘致できる緑地広場などを整備する。こけら落としのイベントとして全国菓子大博覧会が開かれることが決まっている。
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