中国横断自動車道尾道松江線の尾道ジャンクション(JCT、尾道市美ノ郷町)―世羅インターチェンジ(IC、広島県世羅町川尻)間19・2キロの開通を記念したセレモニーが27日午前、尾道市御調町などであった。同日午後3時に一般利用を開始、瀬戸内から山陰地方を結ぶ主要道の一部となる。
同町の御調文化会館で開かれた式典には約500人が出席し、広島県の湯崎英彦知事が「県の宝である海の尾道、田園の世羅を結ぶ道が開通した。中国地方の発展に役立つ全線開通へ向け、全力を尽くす」とあいさつした。
出席者たちは開通を前にした道路を車で移動し、世羅ICで湯崎知事や平谷祐宏尾道市長、山口寛昭世羅町長たちがテープカットをして祝った。
尾道市と松江市を結ぶ総延長137キロのうち、広島県側で初の開通区間。山陽自動車道と接続する尾道JCTから尾道北IC(尾道市御調町)を経て世羅ICに至る。所要時間は、尾道市―世羅町間で約10分短縮される。
【写真説明】開通記念式典であいさつする湯崎知事=27日午前10時15分
|