島根の女子大生遺棄事件から1年 県警本部長「果敢に捜査を」平岡都さんを追悼するために作った花壇に植栽する島根県立大学の学生ら=26日午後0時40分、島根県浜田市 島根県浜田市の女子大生遺棄事件で、同県立大1年平岡都さん=当時(19)=が行方不明になってから1年を迎えた26日、島根県警の高瀬隆之本部長が捜査本部のある浜田署で「積極果敢に攻める捜査をしてほしい」と捜査員らに訓示した。 高瀬本部長は、遺体が見つかった臥竜山に9月に登ったことを明かし、「必ず犯人を摘発すると誓った」と強調。「苦労なくして成果を得ることはできない」とも述べ、徹底した捜査を命じた。 県立大では、平岡さん追悼のために作られた花壇の開園式が開かれ、集まった学生らが1分間黙とう。「Garden of Hope」(希望の花園)と名付けられた花壇には、平岡さんの夢を引き継ごうと、学生らがサルビアやパンジーなど約30種類を植えた。 本田雄一学長は「若い命が不条理に絶たれたことは痛恨の極み。国際舞台で活躍するという平岡さんの夢を後輩が実現することを願う」と述べた。 【共同通信】
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