記事入力 : 2010/11/27 11:41:56
北朝鮮砲撃:「韓米が北朝鮮に報復の可能性も」
中国軍の著名理論家として知られる張召忠・国防大教授(海軍少将)は26日、環球時報の識者紙上討論で、「韓米は合同演習の途中で、北朝鮮に対する報復行動の機会を狙う可能性がある。北朝鮮が今回の演習に反応を見せれば、韓米両国軍は北朝鮮の目標に対し攻撃を行い、20分以内に作戦を完了することができるはずだ」と述べた。
張教授は「韓国は『天安』沈没事件と今回の延坪島砲撃事件で大きな損害を受けた。報復作戦を行わなければ、国民の信頼を失い、政府の政権担当能力まで疑われることになりかねない」と理由を説明した。
また、金燦栄・中国人民大国際関係学院副院長も「米国の空母が西海(黄海)に入れば、北朝鮮が態度を軟化させ、中国との協調を模索する可能性が最も高いが、北朝鮮が再び砲撃を加えるシナリオも考えられる。そうなれば、韓米両国軍は反撃に出て、北朝鮮の海岸砲陣地を破壊するだろう」と指摘。その上で、「北朝鮮がそれに反発し、軍事境界線付近で過激な行動を取るなど、極端な状況も仮定可能だが、それは理論的には可能でも現実とはならないはずだ」と分析した。
上海東アジア研究所の張祖謙・地域安全保障研究室長は、「韓米両国と北朝鮮の対決局面をコントロールできない状況となれば、中国軍が北朝鮮領内に20-30キロ入り、緩衝地域をつくり、北朝鮮難民を北朝鮮領内から出さないようにしなければならない。状況が安定したら撤退すればよい」と述べた。
北京=崔有植(チェ・ユシク)特派員
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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