菅内閣、サイトで砲撃対応を自賛　初動が遅れたとの批判

　菅内閣の取り組みを紹介する政府のインターネットサイト「ＫＡＮ―ＦＵＬＬ　ＢＬＯＧ」は２７日、北朝鮮の韓国砲撃を受けた菅直人首相らの対応をまとめた動画付きの記事「官邸はこう動いた」を掲載した。２３日夕、首相が記者団に語った発言が「どこの国よりも早い、トップの発言」と自賛。初動が遅れたとの批判を意識した内容になっている。

　記事は（１）政府は３時１０分すぎに砲撃を知った（２）３時２０分に情報連絡室を設置（３）情報の確度が高まった３時半ごろ首相に一報―と時系列で対応を説明。首相が夕方まで官邸入りしなかった点は「北朝鮮情勢は非常に複雑、不透明。韓国から十分な判断材料を得た上で（官邸で）関係者との協議を行った」としている。