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2010年11月26日(金) 19:15 |
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ナラ枯れ被害拡大防止へ緊急研修会
全国で問題となっているナラ枯れ。 津山市や鏡野町など、鳥取県との県境付近でも被害が増えていることがわかりました。 「ナラ枯れ」被害の拡大を未然に防ごうと、県が県内の関係者を対象に緊急の研修会を開きました。
「ナラ枯れ」は、カシノナガキクイムシという昆虫によって持ち込まれる病原体が木を枯らす現象です。 岡山県内でも今年度、津山市、鏡野町で63本の被害が出ていることがわかりました。 この「ナラ枯れ」被害の拡大を防ぐために開かれた研修会です。 県内の森林組合や市町村の担当者など、約30人が参加しました。 岡山県森林研究所の研究員を講師に招き、被害の現状や今後の対策が話し合われました。 この後参加者は、被害の出ている鏡野町上斎原の森林に出向き、カシノナガキクイムシの駆除方法の指導を受けました。 カシノナガキクイムシは繁殖力が強いため、「ナラ枯れ」の被害は全国で急速に広がっています。 被害にあった木を伐採し、薬を撒いて駆除する方法が現在「ナラ枯れ」被害の拡大を防ぐ唯一の方法です。 岡山県は今回の研修会を通して、市町村の担当者や森林組合と協力して駆除作業を行なえる体制を整えることで、被害拡大を食い止めたい考えです。 県では、被害にあった63本とカシノナガキクイムシが住み着いている「ナラ枯れ」予備軍ともいえる97本すべてを、カシノナガキクイムシが樹木から飛び出す来年6月までに駆除する方針です。
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