皆さんの思い描いている歯科衛生士像とは??
「歯科衛生士さんの仕事のクオリティーは、勤務している歯科医院の診療のクオリティーに
完全に比例する」という言葉を当院の院長が教えてくださいました。
歯科衛生士として経験を重ね、様々な環境に触れることによって、この言葉は、
「もっともだな〜」と感じました。
歯科衛生士は日本では、残念ながら歯科衛生士が独立した形で開業は行えませんよね。
そうなると、どうしても私達は雇われる側として、自分自身が数ある歯科医院の中から自分が
求める医院を選び、その中でスキルを磨いていくしかほかありません。
どんな歯科衛生士になりたいのか?
国家資格と取得しスタートラインは同じでも、そこから迎える環境や人と人との
出会いによって、自分の歯科衛生士の在り方、思い、技術、知識は本当に十人十色だなって
思されてしまいます。
私の中では、自分が“井の中の蛙”だったなぁ、、と思うようになったのは、
たくさんの歯科医院に触れ、様々な歯科に携わるスタッフの方々に出会えたことが転機になり、
以前は自分の考えに固執しすぎていたなって思えるようになったんです。
ほんと、何歳になっても生涯勉強だなぁ、って思います。
一人一人“歯科衛生士の顔”は違うといえど、私たちは、同じ“歯科衛生士”!!
新卒の方、着々と経験を積んで、今何らかの壁に立ちはだかっている方、
先輩歯科衛生士がいなくて一人悩んでいる方、経験豊富なベテラン衛生士さん、
現場復帰ママ歯科衛生士さんetc,,,
この歯科衛生士.comのでは、そんな広いようで狭い歯科の世界で
たくさんの歯科衛生士同士の様々な意見や悩みを持ち合い、みんなで一つの歯科衛生士の
ネットワークを広げれればと思い立ち上げました。
みなさんの歯科衛生士道が、明るく楽しくやりがいのある道でありますように
大前歯科医院の歯科衛生士さん募集!!
詳しくはこちらをご覧ください
歯科衛生士のお仕事
例えば、歯科治療の患者様
本当の予防って何なんでしょう?
歯やお口に対する価値観は、人それぞれ。患者様一人一人お口の中も違えば、歯科治療の経験によってもいろんな見方も違って当然だと思います。
その中でも、「これからの人生健康な歯で快適な生活を過ごしたい」という思いはどんな患者様でもお持ちでしょうし、もちろん患者様のみならず私達歯科衛生士の願いでもあると思います。
しかし、この思いも私達だけが抱いていても、肝心なのは患者様自身がご自分の口腔内をよく把握し、理解して、共に協力しようとする姿勢がなければ、ひとりよがりで終わってしまう気がします。
患者様自身、治療の目的がわからずに「いったい何回あとこれば、治療は終了するのか??」先の見えないゴールに向かって前進するのは、とってもしんどく意味もわからなくなってしまい不安になってしまわれる方も少なくないかもしれません。
患者様には、ご自分の口腔内はどう写っているんだろう、、、
けっして、何でこんなになるまで放置されていたのですか? と脅すのではありませんし、
考えを押し付けるものでもありません。
けれど、正直ご自分のお口の中を把握されていない方はそう多くはないように思います。
裏返してみたら、自分が上手く伝えきれていなかったのかなとも思ってしまいます。
大切なのは、患者様自らが歯の本当の大切さを知ろうとする心や、自分自身の口腔内を理解し
自分の歯を守れる知識を持つこと。
それが、本当の意味での予防への第一歩につながるように思います。
例えば、歯科衛生士ママがいれば、ご自分のお子様の口腔内は職業柄敏感になりがちだと思います。歯科衛生士でなくとも、ご自分がカリエスリスクが高かったり、歯列不正など、
過去の治療歴などから自分の子供には、歯で苦労させたくないと寝熱心なママも少なくないと思います。
お子様の成長過程に応じて、定期的な検査を受け、
自分の歯と向き合う習慣をもって頂け意識づけ出来れば、理想だなと思ったりします。
みなさんは、患者様への動機づけはどのようにされていらしゃいますか?
そして予防をどのようにお考えですか?
例えば入れ歯の患者様
失ったものは歯だけなのだろうか。
一人一人に与えられた大切な歯。
本来、私達歯科衛生士は、患者様が出来るだけお口の機能を
損なわず、自分の歯で一生を過ごせるように歯を守り、
そのお手伝いをする事が重要視されます。
健康は、口元からといいますが、歯を失うことは、
患者様にとっても私達にとってもとてもつらい事です。
笑顔、食べる幸せ、人との対話、
体と心は当然つながっているのだから
メンタルな部分でも大変苦しんでらっしゃる方に
お会いする事もあります。
歯を失われてしまった患者様の気持ちは、私達が充分理解し、思いを受け入れる事はできますが、
どうしても芯の所は正直患者様ご本人にしかわからない部分があると思います。
失ったものを再生し、心も体も健康で元気を与えること。
先日、テレビで義足と義手を取り扱ってらっしゃる会社を取り上げていました。
腕の血管が浮き出た感じや、指のささくれや爪の縦じわ、今にも動きだしそうな
実にリアルに忠実に作り上げられた義手。
もちろん見た目だけてなく機能的な部分も緻密に考えられたものでした。
決して、画一的なものではなく、患者様の理想の形や好み、実在していた頃の姿を
復元した完全なオーダーメイドであり世界に一つしか存在しません。
義歯もそのうちの一つ。性能、審美、機能回復、私の勤めている医院では、
総義歯を専門として行っており、当院の義歯もそれに値するものだと感じました。
私の知っている義歯に対する捉え方が本当に変わりました。
顎位の位置の変化、吸着の程度、リアルに再現し配列された歯、
何よりも総義歯でこんなに咬めるんだと歯科衛生士である私が驚いてしまったほどでした。
そして、患者様の心境の変化。
人生を変えてしまうほど、この仕事には大きな力があり、そして何よりも患者様の笑顔が
一番の喜びにつながり、日々患者様と接しながら仕事をしています。
患者様の人生を豊かにする仕事。皆さんも一度感じてみて下さい。
例えばホワイトニングの患者様
患者様の「喜び」を一緒に感じたくて。。
毎日たくさんの患者様をお相手している訳ではありません。
一日に限られた患者様、お一人お一人に
誠心誠意お応えしたく、日々勉強の毎日です。
ここbe-whiteのホワイトニングという専門分野で、
歯科衛生士の独り立ちとはいきませんが
ご来医院頂いた患者様の声を直に感じれる事に私自身、
やりがいや喜び、時には難しさを
感じながらお仕事をしています。
施術って、何度も回数を重ねていくと、
どんどん技術や自信も自然とついて、
一通りの手順はある程度うまくこなせてしまいます。
でも「うまくこなす」で済ませていては、残念ながら患者様の心を動かす事はできませんよね。
忙しい時なんかは、つい気を張っていないと私自身もそうなりがちだったように思います。
そんな時は当たり前ですが、患者様から心で受け止めては頂けないんですよね。
だって歯科衛生士はホワイトニングのマシーンでもないしましてや、
スケーリングロボットではないいのだから。
例えば、美容院に行った時、自分の大切な髪の毛を洗ってもらう時に目をタオルで覆われて
シャンプーしてもらう時、美容師さんの手から伝わってくるものってないですか??
目を覆われている分、いつもより余計に五感が鋭くなっているのかな?とも思うのですが。
心地の良い声のトーンだったり、相手に合ったお話のペースやタイミング、
丁寧な手の添え方や指の感触、水への配慮etc....
これって職種が違えど今の自分にも通づる事だな思うんです。
自分がお客様になって、普段の生活の中にも今の仕事のヒントを探しながら見ていくと
今の自分に足りないものもをみつけては次の日に、早速試して患者様の反応をみたり。
そうして、患者様と私達との空間を作っていくものなんだなって思うんです。
“患者様の大切なお時間をお預かりしている”
「おもてなし」の気持ちをプラスする事でまた自分の歯科衛生士としての
楽しみ方が見えてきたように感じます。
ここでは、ホワイトニング専門機関であるbe-white での歯科衛生士の仕事の一部をご紹介したいと思います。ホワイトニング専門のbe-white大前歯科医院