2010-11-26 朝鮮半島での軍事衝突を、日本はさらに煽るのか? 武力外交にNO!
朝鮮半島での軍事衝突を、日本はさらに煽るのか? 武力外交にNO!
沖縄を踏みにじるな! 主張 | |
11月28日街頭アピール用のチラシ文章です、こちらにもアップしますね!
朝鮮半島での軍事衝突を、日本はさらに煽るのか? 武力外交にNO!
11月23日、黄海の延坪島近海で、大韓民国(韓国)と朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)との軍事衝突が起こった。日本のメディアは、この衝突を一方的に朝鮮のせいにして、朝鮮へのおきまりの偏見とともに報じてきた。さらには仙谷官房長官らが、この件とはまったく無関係な日本の朝鮮学校を「高校無償化」から外すなどと発言し、在日朝鮮人への敵視を煽り立てている。日本のこうした姿勢は、何重にも問題だ。
【犠牲は両方にある】 26日現在、韓国側では民間人をふくめて4人の死者が出ている。ところで、この衝突では両軍とも砲撃をしたので、とうぜん朝鮮側にも被害があるはずだ。しかし、日本のメディアはそれに触れようともしない。
【韓国、アメリカ、日本の責任】 そもそもこの件は、韓国軍の演習中におこった。韓国は3月の哨戒艦沈没(これも単なる事故の可能性が高い)以来、こうした軍事演習を強化し、朝鮮との緊張を高めている。ところがアメリカや日本は、韓国政府の一方的な見解を支持し、あげくのはてには韓国軍との共同演習まで積極的にやって、朝鮮を威嚇、挑発している。これにたいして朝鮮は、数ヶ月前から何度も抗議し警告してきた。だが韓国軍はそれを無視して、23日には38度線近海で射撃訓練をしていた。この衝突を招いた責任は、韓国、アメリカ、日本にも大いにある。
【悲劇を拡大させないために】 韓国および米・日による武力に訴えた威嚇外交が、今回の衝突を招いた第一の原因である(のに、28日には米韓がまた合同軍事演習をやろうとしているが)。だから、今回の件から「やっぱり在日米軍は必要だ」とか「自衛隊を強化しろ」などという教訓を引き出すのは、もってのほかだ。今回出た少なくとも4人の死者を悼み、これを百人や千人に増やしてはならないと思うなら、あくまで平和外交を呼びかけるべきである。辺野古や高江に米軍基地やヘリパッドを作らせてはいけないし、南西諸島に自衛隊を配備させてもいけない。沖縄や朝鮮半島の、そして日本を含めた東アジアの平和のために。
文責: 柏崎正憲(実行委)
参考:ハンギョレ新聞の和訳など http://d.hatena.ne.jp/Ryota1981/20101126/1290775917
初老のトクさん http://ameblo.jp/khbong/entry-10718191665.html#main
(NYタイムズは、韓国軍が当日も挑発的な射撃演習をしていた点を指摘しているとのこと。)