日本、朝鮮半島などに分布する落葉性の中低木です。春〜初夏に4枚の花びらを持つ緑白色の小さな花を咲かせますが、果実ほども目立ちません。秋に淡い紅色に熟した果実が4つに裂け、中から赤いタネが現れます。枝にぶら下がるように実った鈴なりの果実は非常に可愛らしく、秋〜晩秋にかけての鑑賞価値は高い。また、同じ時期に色づく葉も美しいです。雌雄異株で果実は雌株にしか成りませんが、一本でも結実し一般に出回っているものもほとんど雌株のようです。 マユミは漢字で「真弓」と書き、この木が昔、弓を作るのに用いられたところに由来します。 マユミは実付きの善し悪しや、果実の色の濃淡などの個体差が多いです。また、葉型の変異が多く、本種以外に葉が大きいオオバマユミ、エゾオオバマユミや葉が細く5枚の花びらを持つ暗い紫色の花を咲かせるムラサキマユミや実が黄色がかった白色のシロミノマユミ、濃い紅色のアカミマユミなどもあります。
’マ’からはじまる植物 花木・庭木 ニシキギ科 |
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