スタジオのモニターに写し出される西崎プロデューサーと松本零士の写真。その上に重なる『何!?「宇宙戦艦ヤマトは」松本零士のものでない?』のテロップ。

フジテレビアナウンサー笠井氏(以下笠井)のナレーション。「昭和49年からテレビアニメシリーズとなり絶大な人気を誇ったご存じ宇宙戦艦ヤマト。そこで問題。宇宙戦艦ヤマトの作者はだれでしょうか。松本零士?正解。これは簡単。現在売られている漫画本を見てもはっきりと松本零士の名前が出ています。実は今このヤマトが裁判沙汰になっています。しかもその内容は、宇宙戦艦ヤマトは誰のものか?漫画家の松本零士さんとテレビシリーズからのプロデューサーである西崎よしのりさんがそれぞれ宇宙戦艦ヤマトの著作者は自分であると主張しているのです。さてこの西崎プロデューサーとはどんな立場の人なのか。早速テレビシリーズ第1話を見てみましょう。
企画・原案の最初に西崎プロデューサーが登場します。そして次に監督として松本零士さんの名前が。これは微妙だ。こうした中昨日東京地方栽培書が判決を下しました。すると?「待つ毛呂例しs
宇宙戦艦ヤマトは西崎義展さんの著作であると認定されたんです。一方松本零士さんは、
松本「ヤマトという作品はね、誰が書き誰が絵を書きね、あの雰囲気を作り上げた人間は誰かと。これからは悪魔と戦うつもりで容赦は致しません。その代わりその悪魔に加担する人間に対しても容赦は致しません。断固として闘います。私がこんな気分になったのは初めてです。
笠井「これに対して西崎プロデューサー側は」
男性ナレーション「アニメーション映画の製作プロセスや全体的なイメージを創作していくというところに着目し非常に詳細な判断をした妥当な判決である」
笠井「判決を不服をし控訴する考えの松本さん。一方、宇宙戦艦ヤマトはどこへいくのでしょうか」
笠井「まあ一般的に言うとかなり意外な感じもします。もう松本零士原作というのはこびりついておりますので。まあ西崎さんはプランとして大きなヤマトの戦艦がイスカンダルヘいく話を作ろうよ、というところで裁判で認定されたのはこちら。西崎プロデューサーは企画書、スタッフ剪定、基本設定書、シナリオ、デザイン、美術、絵コンテ、撮影、編集、音楽、アフレコ、全過程に具体的、詳細な指示をしている 一方松本零士さんは古代守、森雪、艦長、ね、いろいろキャラクターやデザインの一部の関与のみであると。じゃテレビシリーズに出ていたあの監督、松本零士はなんなのか。あれは実は最初に監督をやるはずだった人がなれなくなって話題作りのためにまあ仮に監督になっただけに過ぎないのであるという認定なんです」
小倉「んん、なんか忠明さん複雑ですよね」
忠明「んんこれは難しいと思いますよ。その当時のプロデューサーにだいたい全ての権限がある訳ですからその要するに原案というか絵を書いたりそういう部分の一部関与と、いう認定をされたら原作者としてはたまらないと思いますよ。
笠井「まあ松本さんは怒ってる」
女性アナ「これ、漫画は著作権は松本さんなんですか?」
笠井「漫画とこういうテレビシリーズ、映像シリーズは分けて考えた方がいいと思います。そしてテレビシリーズから始まりまして昭和49年、わたくし小学校5年生、それからですね8作つくられてるわけでして、テレビシリーズが2シリーズ、あとは映画なんですけれどもこのうち松本さんが訴えているのは、テレビシリーズとさらば宇宙戦艦ヤマトのこの二つは私がストーリーも考えてますと。これだけは譲れないと。この後、さらば宇宙戦艦ヤマトというのは これはほとんどみんな死んでしまうという設定なんですよ。私も沢田研二の最後の歌に泣きました。劇場で。この後は松本零士さんも力がなくなって西崎さん勝手に作ってくださいという対応だったようです。ですからここは譲れないというところで控訴するということなんです。しかしハリウッドでも実写版が製作されるというような話が流れているんですよ」
デイブスペクター「あのアメリカでやってたんですよ。子供の頃やってたんですよ」
笠井「でしょ。誰が著作者かということに関しては結構重要な問題」
女性アナ「今後著作権料などを巡ってずいぶん差が出てしまうんでしょうね?」
笠井「著作権は、東北新社というですね、著作権は持ってるんですよ。映像会社の」
忠明「誰のものっていうことになると当時のプロデューサーのものという見方もできるんですよ」
小倉「松本零士さんには絵を作ることに対する報酬しか入ってないってことかい、今んとこは」
笠井「まあどうなんでしょ、その辺の細かいですね、ええ」
忠明「だから一時言われましたよ。西崎さんの方は何百億?何千億?っていうお金が入ったけれども松本零士さんはそれの版権に見合うだけの印税っていうんですか?原作料っていうんですか?しか入らなかったと」
デイブ「それよりも何で戦艦ヤマトがどうやって宇宙を飛ぶんですか?」
笠井「それはですね、推進力を持つようなものがありましてですね、どうしてその話になるんですか。 1